【twst】 TIME OVER -第一節-Ⅱ【逆トリップ】【男夢主】 (ページ16)

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3人で作業をして1ヶ月後。俺等はヴェラ国に着いた(トリップした)。
トリップした後は死に物狂いでベンとリユを探した。そして……

I「さて……Aは王の息子で俺が騎士団の息子でリユが修道院で修道女か……何する？」
U「何も考えてなかったのね……A、どうする？」

2人が俺の方を見て聞いてくる。顔立ちは違う筈なのにあの時作業したアイツらと同じような気がした。そしてユウも。

『……俺、王になるよ。』
I「え？」
U「また頭おかしくなったのね。修理してあげるわ。」←
『おいおい、待て待て！！冗談よ♡、って言わせないような冗談やめろ！！』←
I「それは脅しだって、やめんかリユ！！何しようとしとるん？！」←

そう言ってまたぎゃいぎゃい騒ぐ。そして少し冷静になってまた笑う。
毎度毎度そうだった。喧嘩しても笑って結局何に怒ってたんだか分からなくなる。

この場にユウがいればなぁ、と思ってしまう俺はおかしいのだろうか。

『いや、王になるのは俺の名前を皆に知ってもらってユウが探しやすいようにしたいんだ。』
I「なるほどな！探すんじゃなくて探してもらうってか！」
U「でもあの子が会うのが怖くて逃げるんじゃないかしら？」

大丈夫だ。俺には確証がある。アイツは俺から逃げるなら異世界なんかに逃げないで死んで冥界に行くさ。だってアイツは知ってるんだから。

『ユウなら俺等を探すさ。』

俺が諦めきれないし負けず嫌いなのを。

～～～

そして俺は13歳とは思えない速さで勉強を頭に入れて15歳で王となった。
勿論摂政や関白なんて付けない。親すらも付けたくない。

『私は15歳である新の王、A・スウィーンだ。私よりも年上の人が多いだろう。そしてこんな年の低い王に従いたくないと思う者もいるだろう。だが私はこの国を変えたい。この国を救いたいんだ。』

俺は人前になんて好きで立つようなヤツじゃなかった。だからこんな気持ちだけでこんなにも人が買われるなんてあの日の俺では思ってもいなかっただろう。

『どうか貴方達の力を借りたい！この国を変える為に立ち上がってくれぬか！』

そう言うと国民は騒ぎだす。それも悪い方ではない。
……喜びだ。

-そして俺は王になった-

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【ちょいと豆知識】

Aの苗字出しました！(固定です！)
スウィーンはドイツ語で10です。