【twst】 TIME OVER -第一節-【逆トリップ】【男夢主】 (ページ10)

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過去ルックバック！！📚 ページ10

過去

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Aside.

なんとなく生きていくつもりだった。

目立たないでかといってイジメの対象にはならないように
誰しもが見ても"平凡"と言える生活をしていた。

家族も愛されすぎてる訳でもなく虐待されている訳でもなかった。
病気も何も抱えず、テストも運動も平均値に合わせて。

＿＿それでいいと思っていた。

『お疲れ、戸締りはしとく。』
mb「お、ありがとうな！」
mb「じゃ、お先に！！」

部活を終わらせ、部室の鍵を閉める。これで今日学校でやるイベントは終わったと息を吐く。
今日も終わった、家に帰ったら何しよう。そう思って歩き出そうとした時だった。

？？「溜息つくと幸せ逃げますよ～、せぇんぱい。」

声を掛けてきたのは何も特別味も無い女子だった。でも俺の苦手なタイプだ。だって……

『なに？今自分が幸せだからって言う嫌味？』
？？「私はさっき彼氏に振られて悲しい気分で～す、だからこそ目の前で溜息つかれるとイラつきます！！」
『いや、君の意見なんて聞いてないんだけど。』

＿＿人の話を聞かない正義感強いヤツだから。

『で？用はそれだけ？』
？？「そのつもりだったんですけど……なんか興味湧きました！！」
『は？』

突然変なことを言い出した彼女に俺は戸惑いを隠せない。

「私の名前はユウです！よろしくお願いします、A先輩！」