【twst】 TIME OVER -第一節-【逆トリップ】【男夢主】 (ページ45)

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警戒トゥーマッチ！！📚 ページ45

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俺はケーキを一口食べた。……うまい。丁度いい甘さだな

そして周りを見ると居心地悪そうにしているヤツは居なくてほっとする。警戒が薄れていて少し安心するものの、もう少し警戒した方がいいんじゃねえか？と思ったりもする。

U「本当吞気よね。」
『しょうがないだろ。俺等とは違って戦争なんて体験した奴なんていない。ここに来るまで俺等もそうだったし、人の事は言えないだろ。』
U「……そうね。」

前の発言は言い過ぎたわね……と前の言動に反省はしているらしい。だが性格上素直になれず、謝る事が出来ないらしい。……まぁそうだよな……

I「まぁここでうじうじしてても変わんねえって！思ったが百年目！ってヤツだから行こうぜ！！」
U「ちょ、ベン！早いわよ、待ちなさい！引っ張らないで頂戴！」

そう言ってベンはリユを連れて皆の元に行った。俺はというと、少し場慣れしてないせいか気持ち悪くなり、ベランダに出た。ベランダから外を見ると綺麗に咲いた花達が見える。

『……はぁ……本当、健気に思い続けるのも疲れるな……』

どこかで聞いた曲で「恋って楽しいって思っていたのにそれは嘘だった」みたいな歌詞あったような気がする。……それは思わぬ状況下で知った。まさかこんなにもつらいとは思ってなかったな……

『……そろそろ戻るか。』

俺がもう一度外を見ると、日は落ちてきてまるで絵の具で塗りつぶしたような色彩の光が花壇に当たっていた。そして花達は本来の色より赤っぽくなっていく。

『どうか、来世でもアイツの事を好きで……いや、アイツが幸せならなんでもいいか。』

そう思ってしまう俺は末期なのだろうか。俺は意を決してパーティー会場に戻っていった。