【twst】 TIME OVER -第一節-【逆トリップ】【男夢主】 (ページ32)

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過去クエスチョン！📚 ページ32

過去

【過去チェンジャー！！の続き】
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No side.

いつも賑やかな屋上に2人ポツンと突っ立っている。1人の少女と本を読み続けている少年だ。
屋上ではありえないような静けさに耐えられなくなった少女が話し始める。

「せ、先輩って好きな物って何ですか？」
『……話題急展開過ぎて草生える。』←
「だったら何か話してくださいよ！！」

少年は何か考えた行動を後ゆっくりと話し始める。

『……物語を書くことかな。』
「え？読むんじゃなくてですか？」
『だって本の中だったら何でも出来るしいいなって……』

ごめん、何かむなしくなってきたわ。と少年は少女と反対の方へ目線を向ける。
だが少女が見つめ続けるので耐えられなくなった少年は話し続けようと息を吸う。

『でも書くのは好きだからやめられなくてコミケ会場で売った事はある。』
「い、意外……先輩ってあんま外に出なさそうですし……」
『おいこら遠回しに陰キャって言うな。』

そういって少年は少女を小突く。
だがそれは痛くないようで2人で笑いあう。

「……先輩、私異世界行ってみたいです！」
『はぁ？また突拍子の無い……なんでだよ。』
「いや、魔法とか使ってみたくありません！？ドバーって！」
『効果音可笑しいだろ。てかお前は最初に亡くなる雑魚キャラだろ。』

酷いですよ、先輩！と少女は少年をポコスカと殴る。……今回は痛かったらしく少年はいてぇ、と漏らす。殴り終わったのか少女の手は止まり、会話も途絶えてしまった。少年がため息をつく。

『……実は異世界に行けるような機械作りたいなって思って馬鹿みたく設計図書いたことはある。』
「え！？そうなんですか！？」
『……誰でも行ってみたいとは一度は思うだろ……だから設計した。』

で、この後使えるか試そうと思ったんだけど……と少年が続けようとするが昼休み終了のチャイムが鳴る。

『今日は俺等以外誰も来なかったな……休みとか？』
「そんなに大人数休みますかね……」
『……なんか嫌な予感しねぇか。』
「凄いします。とってもします。」

とりあえず教室行くか、と少年がこの話を切り上げた。
そして2人は屋上から出て行き、また屋上に静寂がもたらされる。

＿＿その話で人生が狂っていくことなど露知らず……