【twst】 TIME OVER -第一節-【逆トリップ】【男夢主】 (ページ19)

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自分自身が選択していく未来～リドル編～ページ19

Aside.

あの後、全員でカードゲームやらをやっていたらちょうど夕飯の時間になったので皆で食堂で食べた。

久しぶりにあんな人数で食べたな……と思う。

自分ぬの部屋でｶﾀｶﾀとパソコンで資料を作っていく。
デジタル関連は苦手なんだよな……

ｺﾝｺﾝｺﾝ……

『ん、はーい。入っていーよ。』
？「し、失礼します。」

入って来たのはリドル・ローズハート君。
学園の寮長をやってる子か。

『君はハーブティーは飲める？』
リ「あ、はい。」
『ん、りょーかい。』

そう言ってハーブティーを淹れてリドル君に渡す。
この子はハートの女王の法律を重要視している子だから紅茶は避ける。

リ「こんな時間にすみません、A先輩が1人なのはこの時間だけだと監督生が……」
『ユウか……で、どうかしたのかい？』

リドル君は意を決したように話し始めた。

リ「実は、僕前寮生に悪い事をしたんです。えっと、ハートの女王の法律を守ろうとし過ぎて皆を困らせてたらしくて。」
『うん。』
リ「A先輩は、法律に……言い付けに縛り付けられた事はありますか。」

ｰｰｰｰｰ

Riddle side.

A先輩はいつも凛としているとよく監督生から聞いていた。……そして跡継ぎの為に猛勉強しているとも。

だからこそ気になった。A先輩が猛勉強したのは両親の言いつけだったのか。それとも……

『んー……あるよ。てか、誰でもあると思う。』
リ「え、」
『多分、リドル君が聞きたいのは俺が両親に縛られていたかって事でしょ？』

ボクが上手く伝えられなかったのにA先輩はそれを察してくれた……

『よく言うんだ。“よそはよそ、うちはうち”って。ズル過ぎるでしょ、同じ条件下なのに縛られる物が違うの。』
リ「……」
『でも俺言ったんだよね。“それはそうだとしても俺の人生を縛るのは許せない”ってさ。』

自分の人生……

『別に生まれてきたのは両親の為だったのかもしれない。でも生を受け取ったからには自分らしく生きる権利がある。だからお前の言う通りになるかーって喧嘩したよ』
リ「け、喧嘩！？」
『そうそう。結果両親が勝ったけどスッキリしたよ。言いたい事は言えたし。』

そう言うとA先輩は笑ってこちらを見る。

『じゃあ、俺がアドバイスしてやろう、リドル。“人はぶつかる事は必ずしもある。ならばそれをどう解決するかが大切である。”ってね』