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自分30 ページ31

snr side.



夕飯を作り終わり、皆を呼びに行っていた。
後は聖君だけなのだが……



セ「どこにおるん……」



部屋にも看板にもいなくて他に僕はどこを探せばいいんやろ。
考えに考えた結果あそこか、と思って僕は走った。







セ「ここにおったんか……」
T「お、センラか。」



聖君がいたのは武器庫。たまに自分で創作をしていたりするという事を聞いたからだ。



T「すまん、後ネジ一本止めさせてくれ。」
セ「あ、はい……」



聖君が慣れた手付きでネジを閉めていく。



T「うっし、できたぁあ……」
セ「今度は何作ったんですか?」
T「んー、大砲の軽いバージョン?みたいなの。」



大砲みたいにいちいち玉入れなくて済むやつ!、と笑っていう。



T「ところでセンラは何でここに?」
セ「夕飯だから呼びに来たんですよ。」
T「お、いくいく。」



そう作業台から離れて戸を開けて廊下に出る。



T「今日の夕飯は何かなぁ?」
セ「さぁ、何でしょう。」
T「えぇ、ひどくないか?!」



そう笑う。だが、僕たちは会話が止まってしまった。
どうしよう、会話のネタがない。そう慌てていた時だった。



T「【君は一枚紙を見せた。綺麗に並んだ文字の束。】」



聖君がいきなり歌いだして聖君の方を見る。
男性とは思えないような高音で、透き通った声。



T「【「歌には命はあるんだ」と自分によく教えてくれた。】……俺もそう思うんだ。歌は人を救える、そんな力があるって。」



そこまでいい、聖君はこちらを向いた。



T「だから助けなきゃって無理はしなくていいんだよ。間接的でもいい。助けられればそれで万々歳や。……だから無理はしちゃあかんで。」



そう言って聖君は僕を追い越し、食堂へ走ろうとした。



T「よーし!食堂まで勝負や!!」
セ「望むところや!」



怒られるのは目に見えているけど、何故か僕も楽しくなって走る。





空が僕たちを見守ってくれているような気がした。

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そこに愛はありますか 参考

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設定タグ:歌い手 , 海賊パロ , 男装   
作品ジャンル:ファンタジー
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聖夜の夜(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます!本当はもうちょい明るいキャラで考えていたのですが全員の過去を聞いてそんなに明るく入れるはずがないなと思ってやんでますwww。読んでいただけて光栄です。 (2023年1月14日 10時) (レス) id: b110f9f588 (このIDを非表示/違反報告)
- 主人公の聖くん、自分を責めすぎて泣ける 仲間の大切さを教えられた... (2023年1月11日 16時) (レス) @page9 id: fbda915cf9 (このIDを非表示/違反報告)
- 能力パロの方も面白かったです!どっちも好みです!!! オリキャラも好きです♪ 主人公の聖くんが性格神...あんな風になりたい笑 (2023年1月11日 16時) (レス) @page1 id: fbda915cf9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:聖夜の夜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=relatian  
作成日時:2021年12月12日 18時

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