【歌い手】自分のために【海賊パロ】

自分23 ページ24

.



「それでは、お金は前払いですn((う「あ、大丈夫だよ。」ﾎｯ……((う「このオークション、ぶち壊すし」え？」



ﾊﾞﾝ！！



その銃声が合図に皆が動きだした。

-----
sm side.



ﾊﾞﾝ！！



その銃声を合図にステージの照明を暗転させた。
静華ちゃんはステージの幕を閉めて鈴華ちゃんはオークション商品保管所の鍵の解除。



そしてくろちゃんはオークションで売られていた子の居場所確認。
何でかって？人は暗闇に慣れるのが遅い。でもくろちゃんは人より暗闇に慣れるのが早いからこの役を頼んだ。勿論、聖君とそらるさんセレクトだ。



志「本当、あの二人とんでもなく怖いわ……」



本当に味方で良かったと改めて思った。

-----
96 side.



夜目を聞かせて救助班に報告する。

わしは暗闇の慣れが人より早い。だからこそオークションで買われやすいし、逆にそれしか出来ないから直ぐに捨てられた。……だからいつも怖かった。



でもここに来てからそんな考えは打ち砕かれた。



わしが出来なくても責められないし、わしがうまくやると褒めてくれた。
だからこそ余計に捨てられる恐怖心が募っていった。



それでも捨てないと言ってくれた人たちがいた。



96「だから……そういう人達に合わせてやりたいんや。」



これがわしにとっての恩の返し方や！！

自分24→←自分22

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す