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その後は、自分たちでタオル売ったり、ステージの上にテーブルが置かれてファンとメンバーが交流できた。
玲於くんにお疲れ様って言いたいし、メンバーさんとお話ししたいからって列に並んだ。
自分の順番が来て、頑張ってくださいと言って、握手していく。
最後、玲於くんだ、とりあえず同じように...
「頑張ってくださ...」
『今日来たんじゃん、まじビビった(笑)あとでテントの裏の方で待ってて、』
「うん、来ちゃった(笑)待ってるね。」
一瞬でお見通し、瞬殺だった(笑)
言われた通り、テントの裏で暫く待ってた。
『あ、いたいた』
首からタオルかけた玲於くんがテントから出てきた。
「久しぶり...じゃない?」
『うん、もう俺多分、学校行けねえわ...』
「そっか...そうだよね、忙しいもんね」
『なに、そんな寂しそうに(笑)俺のいない学校は楽しくない?』
「ううん、めっちゃ楽しいけど!(笑)」
『さっき泣いてたくせによく言いますね、Aさん」
「ばれたか!いや、ほんとに凄かったの!玲於くん輝いてた」
『そ?ありがとう。こちとらAいて振り間違えそうになったからな!(笑)」
「さっきのMCのってやっぱりわたしのことじゃん(笑)」
玲於くんから、写真撮ろうって、近くに居たカメラマンさんを呼んで写真を撮ることになった。
その時は、玲於くんから肩を組んでくれて、肩組んでない方の手で手のひら上にしてわたしの方指してくれた。わたしはピースしてたの。
今見返すと、あんまり身長差ない...(笑)
最後に
『お互い頑張ろうな!』
「いいの、、?」
『まあ、お守り的な?』
「ありがとう。玲於くんも頑張ってね」
って言ってわたしの首にかけてくれた黄色のタオル。玲於くんの使用済みだったけど、めちゃくちゃ嬉しかった。玲於くんの汗の匂い嗅ぐとなんだか勇気貰えたな。変態みたいだけどわたし。笑
わたしは悔いなく、頑張ってねっていう言葉が出た、きっとまたすぐ会えるんじゃないかと思ってたから、そんな言葉にそこまでの重みはなかった。
テント裏でふたりで撮った写真が玲於くんからラインで文章と共に送られてきた。
[今日来てくれてありがとう。泣いてんのも可愛かったけど、これから辛いことあっても、あんま泣くなよ(笑)」
可愛かった...って。嬉しい、あの玲於くんがわたしに...
あんま泣くなよ(笑)とかその文章を見るだけで笑顔になれた。
これが最後に撮った写真
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まめこ(プロフ) - この小説とっても好きなので続きがとっても楽しみです!! (2020年5月31日 22時) (レス) id: 561fa70743 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かれん | 作成日時:2020年3月10日 0時