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あいも変わらず ページ3

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わたしは今、夢を叶えてこの職場にいる。
夢って言っても、高校生の時は友達と遊んだりはっちゃけてて、夢なんて考える暇なくて、そのまま追い込まれた大学受験。




無事四年制大学入学して、なにがやりたいって言われてもピンとくるものはなくて、でも唯一好きだと思えたものは服。


アパレル系に就きたいって夢ができて、大学卒業した後はバイトしながら専門学校通って勉強して、今に至る。



原宿のキャットストリートから一本入った所にある、ストリート系アパレルブランドの正社員として、
と言っても営業で接客したり納品注文したり在庫確認したり、ってそんなところ。


土日休みで平日出勤。


職場から近いところに住んだ方が何かと楽って、先輩から聞いてチャリ通勤。背伸びして買ったマウンテンバイクみたいな洒落た自転車。
これは店内のインテリアの一環として置いておける。




今は都内マンション、っていってもワンルーム。就職するタイミングで実家から出て一人暮らしを始めた。いつか収入が安定したらもう少しいいとこ住みたいな、結婚したらタワマンに住みたいとか考えてる。



自分の好きなことだから商品の段ボール重い、
とかお客様からのクレーム対応が大変、とかそれくらいしか嫌なことはなくて。
あとは職場の人間関係も気になることはない、むしろ楽しい。



みんな服が好きでこの店にいるから、服おしゃれだし髪型とか髪色とか凝ってて、服の話題で盛り上がれる。



同僚たちと飲みに行くことも多い、つい最近、わたしが玲於くんと幼馴染みだと言うことを打ち明けた。



服っていう共通点で玲於くんはこっちの世界でも有名だ。知らない人はいないって言うくらい。


『レオさんと仲良いんすね〜』


『まじリスペクトっすよね〜』



そんな言葉が行き交った。



仲良いっていうか、こっちが一方的に幼馴染みとして認知してるだけ...?
玲於くん覚えてるかな、わたしのこと。



iPhoneのカメラロールの1番古いあたりには、
高校生のとき玲於くんが学校に来たときは心の中でめちゃめちゃ喜んでた、
仕事で午後の授業抜けないといけない時は寂しかったし、最後まで授業受けた帰りは相変わらずふたりで帰った。


帰り道一緒に撮った写真は、玲於くんが自撮りでわたしの方にカメラ向けて、
玲於くんは眉間にしわ寄せてて、わたしは玲於くんに肩組んで唇立ててチューみたいな顔してる、


幸せそう、楽しそう

戻りたいな、学生時代



星マーク嬉しいです
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最後の写真は→←おともらち



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まめこ(プロフ) - この小説とっても好きなので続きがとっても楽しみです!! (2020年5月31日 22時) (レス) id: 561fa70743 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かれん | 作成日時:2020年3月10日 0時

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