自己紹介はしっかりと ページ5
アテナside
皆様こんにちは、アテナです。
あの告白騒動から数日。もう皆様も普通の生活をなさっています。
本日は、クラス内で自己紹介が行われます。
皆様は既に行われたそうですが、私が転入してきたので再度……と、先生のご厚意で行われる事になりました。
しっかりお顔とお名前が一致するよう、頑張らなば……!!
そう一人意気込むアテナ。気合い十分なアテナを他所に、Sクラス自己紹介リレーがスタートした。
「私は______!よろしくね!」
「僕は______」
このような調子で、一人ずつ自己紹介を済ませて行く。
アテナは順調に顔と名前を覚えて行った。
程よい速度で自己紹介は進んでいく。
だが、Sクラスと言えど、人数は限られている。
もうすぐで全員分の自己紹介が終わりそうだ。
(最後の数人……!)
メモ帳にペンを走らせる。
「俺、______!よろしく!」
ようやく、最後の一人の自己紹介が終わった。
(ふぅ………しっかりメモも取れました…)
一息つくアテナ。すると……
「すまない……放課後、少し大丈夫か?」
突然声を掛けられた。
肩を跳ねさせたアテナは、少し驚きながら
「はい…大丈夫ですよ…!」
という旨を伝えた。
(……あ、あの人は確か…………)
さて、彼は一体誰なのだろうか。
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作者名:流花 | 作者ホームページ:___________
作成日時:2023年7月28日 22時