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「なんか、最近のマルは変わったな。」
休憩室で急に言われた言葉に僕は顔を上げると、そこにいたのはゆうちんだった。タブレットを即閉じて僕は小さく笑って言うた。
「眼鏡を止めたからかな？櫻井部長のツバが眼鏡に攻撃してくるんです。興奮するとすごいじゃないですか。」
そう言うとゆうちん笑い堪えるのに必死になっている。周りに営業の人がいないからは言える言葉。
「営業にいた時気づかなかったんですけど、テンション上がると部長凄いんだもん。」
「それ言うのあかん事や。」
「そうなんですか？」
「まじで。」
思いっきり笑いを堪えてゆうちんは隣に座って「そっちのほうがええ。」なんて褒めてくれた。
「どんな感じ？」
ゆうちんは僕を見ながらそんな疑問を投げかける。今までは総務部長が多忙で結構スルーされた営業の報告書がまさかの僕の登場で細かいチェックが入るなんて思いもしなかったんだろうな。大騒ぎで書き直しが増えると言う大変さになっているのは聞いている。
「新しい付箋を営業の経費で買おうと思ってますけどね？」
「そんなに？」
「保管資料の文言のミスが多いんやもん。特に安田くんがさ。」
そう言うと苦笑いしていくゆうちん。
「大目に見てやって。」
「見てますけどね。今までみたいにスルー出来ないから結構な感じで部長の攻撃受けてますよ。やり直しを戻す度に『またか！』って。」
「経費の申請もマルやもんな。」
「お金をホイホイ出してた経理管理の人間が今度は財布のひもを締め付けてますから。」
「真逆。」
「総務部長の考えですから。そう……どうなんです？あの……例の食事会。何回か会えてるのは報告書で見ましたが。」
ゆうちんはその話を持ってくるのを待っていたのか、表情が少し変わる。
「いい感じに話はしてくれている。」
「大きな案件になるといいですね。」
僕は傍に置いたタブレットを手に取った時だった。
「マルに相談があるねん。」
「僕にですか？」
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真剣な表情で僕を見てゆうちんは言葉を選ぶように僕に言うた。
「来月の２日の休みは予定ある？」
「来月ですか？」
スマホを手に取ってカレンダーを確認すると空白。
「何も入ってないので大丈夫ですけど？」
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瀬奈(プロフ) - 8七色8様コメントありがとうございます。お返事が遅くなりすいません。自分でも初めてのこの手の作品で苦戦しながら書き終えました。褒めて頂けて嬉しいです。ありがとうございます。 (2020年3月19日 11時) (
レス) id: d24f83f6f0 (このIDを非表示/違反報告)
8七色8(プロフ) - 深夜に初コメント失礼致します。凄くスリルもあってあっという間に読んでしまいました。あっという間なのに読み応えがすごくあって最後これからは幸せが待っているのかな？と心がほっこりしてしまいました。素敵な作品に出会いました。 (2020年2月22日 1時) (レス) id: fa7d72189f (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - 抹茶クレープ様 コメントありがとうございます。自分の書きたい作品ばかりですが好きと言っていただき感謝です。これからも読んでいただける作品を書いて行けるように・・・がんばります。本当にありがとうございます。 (2020年2月12日 16時) (レス) id: d70537b0b4 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶クレープ(プロフ) - 長くなってしまいすみません、、、 (2020年2月11日 22時) (レス) id: 693ce8b609 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶クレープ(プロフ) - 完結おめでとうございます！私は瀬奈さんの作品が大好きです！毎日更新されるのが楽しみで仕方ありませんでした！これからも瀬奈さんの書きたい作品を描き続けてください！わたしはどんな作品でもすべてよみます！本当に瀬奈さんの小説が好きです！！ (2020年2月11日 22時) (レス) id: 693ce8b609 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2020年1月17日 16時
