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ヤスから届いたメッセージはとんでもないもんやった。
【マルの家に？まじで？それなら助かる。】
助かるとは?
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【下手すると店の子に手を出すか、もっとヤバイと路上で声かけてもらってホイホイだから。】
ホイホイとは？
【師匠とサシ飲みして負けたから気分転換できた!再チャレンジしてくる。】
なぜに飲んでいる？
僕がこんなに悩んでいるのに、何で飲めるのこの人。
「一人百面相してなにしてんの？」
目の前に見える真っ黒星人……もとい、遥さんことたつくん。
既に僕はここでキャパオーバー気味なんだけど。
あの時あって僕の名前を呼んだたつくんが遥さん？
え？ヤスの恋人の遥さんがたつくん？
もう混乱の中になにゆえに……
「りゅうちゃんのいえにせわになれてよかった。」
棒読みですよね？その口調棒読みですよね？
「ママの采配ですから。」
「ママもなぁ？」
意味深な顔で言うのはどうなんです？いや、ほんまにたつくん？
寺で会った人と同一人物に見えへん。
冗談やって言うて欲しい。
「返事を返す間もなく決めていましたから。」
こう話す事30分前
僕が思いっ切り焦って椅子に座っているのを黙って見ている遥さんことたつくん。
ママが腕を組んで突然僕らの近くに来て言うねん。
――――遥、マルちゃんの家に世話になりなさい。
なぁぁぁぁにぃぃぃぃぃ！
完全に驚いた顔のボクに対して遥さんことたつくんの
――――せやな、そうする
この回答。
何か間違ってないですか？意見なんてそこにはなくて早々に話がまとまった感満載でママは僕に言うねん。
――――ヤスの大事な人をよろしくね。
完全にプロ。
この流れで拒否権は行使できず早々に決まって、帰ると僕が言うと遥さんことたつくんも連れて行けとママ命令が下され今に至る。ボディバックも真っ黒でまっくろく〇すけの遥さんことたつくんは僕を見てゆっくり息を吐き出してから言う。
「嫌やったらどこかホテル泊まるでから。」
「いや……別にええですけど、そこは。」
「彼氏おるんやろ。」
急に言われた言葉に僕は少しだけ心臓がドクンと大きく脈打つ。
「あ……うん。」
「嫌だろ、相手さん。」
そんな言葉を言われ僕は「ちゃんと報告はします。」そうきっぱり言うてスマホをポケットに入れて気まずい空気の中、駅に向かって歩いて行った。
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kkoyanagi(プロフ) - は〜い(^^ゞきながに待ってます (11月9日 8時) (
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2023年6月27日 16時
