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「さすがに最初からいきなりは行かへんよ。」
「てっきりヤスの事だからサクッと。」
「こういう時は慎重に行くねん。でも、拾った時はもうあんな感じやったけど。」
「会ってから時間は経過していたんです？」
ヤスは軽く頷いてから「２年。」そう呟くように言う。
「２年会ってないとあんなに人が変わる？なんて思うくらい無口で反応なくて別人に思えて。」
「確かに、出会った時に明るい人が暗くなると心配かも。」
「そうやろ？僕、気になって話しかけたらむっちゃ嫌がられたん。」
結構攻めていったんだろうな、この感じ。
「仕事を替えた。そう言うからどこに？聞いたらあの店やん、僕の行きつけの店でびっくりしたんや
けど。」
え？行きつけ？そこにびっくりやけど、僕。
「ちょうどスタッフ募集に来たらしくてな、ママに聞いたら即決した。そんな情報聞いたら会いに行くやん。」
「確かに。」
「でも、スタッフだから会うタイミングむずいねん。」
「確かに。」
「１か月目くらいかな、住む場所がなくてネッカフェ生活している情報聞いて、これはもうチャンス!そう思うて僕、声かけたん。『一緒に住まない？』なんて。」
「行動力あるぅ。」
「気になっている子だからそう言う行動しちゃった。」
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頬押さえて照れ仕草は乙女やけど、やっていることは頼れる兄貴や。
元の仕事は何しておるか知らんけど、そんな出会いはなかなかないなぁ。なんて思いながら僕はストローを銜えた。
「仕事1本にしていたからこういう行動で来たんかもしれへん。そうでないとなかなかできへんやん。マルだって村上さんと一緒にとか考えないん？」
突然自分？？なんてあたふたな心。
「僕？いえ……そこまでは。」
「えー、なんで？一緒に住まないとできないじゃん。」
「出来ない？」
「え？決まっているじゃない。」
わっるい顔して言うねん。
「あれよ、あ、れ。もーおー、愛し合う事に決まっているやん、マルちゃんったら。」
ここでそんな話題来る？まさか、まさかで来た話に僕は顔真っ赤にしてぶんぶん顔を左右に振ってしまう。
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kkoyanagi(プロフ) - は〜い(^^ゞきながに待ってます (11月9日 8時) (
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2023年6月27日 16時
