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「飯食う気満々やん。」
「当たり前やん、稽古の後は腹が減る。」
そんなこんなで乾杯をしてから安田さんの最近の近況報告を聞きながら時間は経過していく。
「そう言えば、いい感じの男を拾った言うてたのはどないした？」
謎の言葉。
「拾った？」
思わず口にすると安田パイセン大笑いして言うねん。
「マルちゃんには刺激が強いかもしれんけどな、僕ねそっちなの。」
サラッと告白された。
「そっち？」
「最先端と思えばええ。」
横山さんの参考にもならない返答をスルーして安田パイセンを見ると肌ツヤがええのはそう言う理由なんですか？え？この手ははじめましてだからドッキドキなんやけど。
「横山さん、もう少しいい言い方してや。」
「その手は分からへん。」
「別にそう変わらへんけど。好きなのが女子より男の子ってだけだし、こう見えても僕が食いたい感じだから。」
「…………ひぃ。」
ワイルダー安田パイセンの言葉に僕はビビると横山さんは笑って言うねん。
「こんな感じで男を選ぶんやからなかなかやで？」
「職場では絶対関係持たないし選ばへん。仕事に支障でるやん。」
「それな。」
大人な会話……なんてポケッと見ていると安田パイセンは煙草を取り出してテーブルに置く。
「分かりやすいんやで、安田。」
「分かりやすいとは？」
僕の素朴な質問に横山さんは新たに追加した日本酒ヲチミチミ飲みながら言う。
「安田が食いたいときはタールが高くて、食べてもらいたいときはタールが低い。」
そんなかわいらしい事をしているんですか！なに、そんな乙女的な行動。
「現在は？」
「８。」
「食っているんだな。」
「やだ、もう。恥ずかしい。」
背中をバシッといい音立てて叩かれ……引きつった顔の横山さん。
痛いよね、絶対痛いよね。
「マルちゃんはどうなの？」
「は？どうなのとは？」
「お付き合いとかどうなの？」
突然の女子トークに僕は挙動不審の表情になると横山さんはちらりと見てから目で合図。
「い、いますよ。」
絞り出すような言い方をすると安田パイセンの食いつきが強くなった。
「え？どんな人？え？良い人?良い人？」
女の子トークってこんな感じ？？
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kkoyanagi(プロフ) - は〜い(^^ゞきながに待ってます (11月9日 8時) (
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2023年6月27日 16時
