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そう、アホな……

「何してんの？」

なんてむっちゃ爽やかにチェックのスカートをはいてロン毛の美人さんで登場したのは……

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「安田、お前また美人になったな。」

なぜにそんな言葉を書けるん？そして、褒められたって思うてむっちゃ照れている、両手で頬押さえてむっちゃ喜んでいる。

「安田さーん。」

「いやーーーん、マルちゃんじゃない。」

この女子のノリ、嫌いじゃない。

安田パイセンの降臨。

「どうなんですか、最近？」

横山さんの言葉にけらけら笑ってから注文するためにタブレットゲットして色々選んでいく姿は漢。

「あ？仕事はぼちぼち。今日も稽古してむっちゃ大変やったん。」

「稽古？」

思わず僕がクビを傾げると横山さんはビールを飲んでから言うたん。

「安田はダンサーやねん。」

「はい？」

「ダンサーです。」

「だ、ダンス？」

「あれね、夢の海で踊っているん。」

「うそん？？」

「まじに。」

「あの、『はは、僕、ミ○キー』って、やつですか？」

「なんでそこにぶっこませたいねん。」

「サイズ的？」

「横山くん、マルちゃんぶっ叩いて良き？」

「乱闘は外で頼む。」

「冗談なのにぃぃぃ。」

アホな会話だけどむちゃくちゃ楽しい。

「劇場分かる？」

「WHAT？？」

「マルは夢の海は未経験。」

「はぁぁぁぁぁぁ？？真面目に？なにしてんの、なんで行かないの？」

「チケット高い。」

「そうやな、高いな。」

申し訳ないって顔をしていると横山さんはスマホを取り出して僕にレクチャーしてくれるわけで。

「こっち海ね。国は分かっているん？」

曖昧な返事をしてしまう。確か……1回行ったかな……修学旅行レベルやけど。

「海はこう劇場があって、ここで踊って……あとはどこにおるん？」

「僕？パレード。」

「その手の仕事をしているん、安田。」

「すごいっすね。」

「ほんまに思っている？」

「思っています、はい。このレモンサワーにかけて。」

「絶対怪しい。マルちゃんの目が泳いでいる！」

なんて安田さんが言うたと同時に注文したものが一気に届く。

ハイボールに唐揚げに焼き鳥に焼きそばにおにぎりとな。

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