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「そう、この名前。」
「超有名な人やん。」
「そうやね。」
「なんで、この人が忠義を？」
「ホストにいた子よね？そうかな？あれ？そんな感じ。」
「そんな感じか。」
笑ってすぐに名刺をポケットに入れると早々にオーダーした餃子が置かれる。
「当時は入店間もない末端だった子が名刺交換会と言う表舞台にいるのが物珍しかったんやと思うで。」
「なるほど。」
「成功する人もいれば失敗する人もおるからね、あの世界って。」
チャーハンを食べながらそんな事を言うと茂ちゃんはラーメンをすすり終えてから言うたん。
「確かに様々よな。」
「店が潰れても違う店に移動したらいいだけだし、無理だって思うたら別の仕事に就けばいい。トーク力あればそれを生かした仕事も出来るし、何とかなる感じかな。」
「忠義がいた店はどうなったん？」
「新しいオーナーになると同時に辞めたから。」
「辞めてどこ行ったん？」
「東の店。」
「それであっちに行ったんか。」
「仲良かった人が店を出す話が来て声がかかったん。」
「なんや、てっきりシスコン全開かと思うた。」
「なんでそうなるかな。」
それ暴言ちゃうか？なんて思いながら笑って返事すると茂ちゃんは餃子をつまみながら言うたん。
「タイミング的に？」
「まぁ、前後するけど。俺が向こうに行ってから来たんじゃないかな。大学進学するのはなんとなく聞いてはいたけど、こっちの大学行くと勝手に思い込んでいたから。」
「そうよな。向こうで会ったりはしたん？」
「たまに。彼氏がおったからそこまで。」
「兄貴ショックやん。」
「別に。」
「そうなん？俺だったら妹に彼氏がおったら大激怒しそうなんやけど。」
「ならへんって。逆に彼氏が良い人か心配にはなる。」
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良い人だった
ほんま、いい人。
あの人はいい人。
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…………ずきん
左手首が傷む
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瀬奈(プロフ) - うずら様 コメントありがとうございます。嬉しい言葉です。中だるみするかな？そう思いながら日々更新しています。これからも宜しくお願い致します (2022年12月2日 16時) (
レス) id: e0d9c8d2ca (このIDを非表示/違反報告)
(名前)うずら(プロフ) - 毎日更新ありがとうございます。わくわくが止まりません。 (2022年12月1日 17時) (レス) @page42 id: 916cc9618b (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - ショーン様 コメントありがとうございます。楽しんでいただけて嬉しいです。まだ続きそうなのですが、これからもお付き合いくださいませ。 (2022年12月1日 15時) (レス) id: e0d9c8d2ca (このIDを非表示/違反報告)
ショーン(プロフ) - いつも楽しみにしています。話の展開がワクワクしてきました。これからもよろしくお願いします。 (2022年11月30日 19時) (レス) @page41 id: 849d9c80b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2022年10月24日 16時
