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「騒がしいな。」
工事の音が少し離れたここまでしっかり聞こえるんだから近い人はさぞ大変やろうな。マルの視線の先は向こうにある建物の方に向けてから盛大なため息をしてから言う。
「ホテルが出来るんですよ。」
「ホテル？ここに？」
「言うてましたよ。なんでも、お高いホテルだって。」
「誰が泊まるん？」
「客……」
「そのまんまやん。」
あれ？って顔をしてからマルは裏口の方に行く。俺は正面のドアを開けるといつも通りバイトの子の声が聞こえここは変わってないと感じる。
町は変わらない。
色々な出来事が起きていても時間は過ぎていく。
何もなかったように
何も起きてなかったように
俺らは生きている
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「マルが喜んでおったで？」
不意に言われた言葉
「ははは……なんで喜んでおったん。」
「ゆうちんが店に1時間もおったって。」
「時間あったからおっただけや。」
「それでもアイツにとっては大きいんちゃうの？」
「かもしれませんな。」
なんて言うてから俺は落ちているパンツを拾い履くとヒナはため息をする。
「もう少しこう……色々とかないん？」
「なにを？」
「こう……いい言葉を言うとか。」
「なんで？」
「そう言う冷めた所がいい！って、マルだと喜ぶんか？」
「知らへんって。マルとはシてへんから。」
「そっか。それなら抱いてあげたらええやん。」
「はい？」
「俺を抱くようにマルを抱く、ええんちゃうか？」
何を言いだすかと思うたらこの人は。頭がくらくらするんやけど。
「なんで突然そんな事を言い出す。」
「何となく？」
「それこそ、俺とヒナがこういう関係だったと知って騒ぐのは誰ですか？」
「マル。」
「なら余計なこと言わずにいるのが正解。」
なんて言うと妙に納得した表情になるんだから分けわからん。
「なんで俺と関係持ったと言われて答えるん？」
「俺か？今まで関係持っていた男と別れたんでヨコに慰めてもらって……言えないことだらけやな。」
「今までの男の事を調べるで？」
「あかんて、アイツは２人目出来てご機嫌なんやし。」
「それ言うても通じるか？」
「マルには無理やな。」
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瀬奈(プロフ) - うずら様 コメントありがとうございます。嬉しい言葉です。中だるみするかな？そう思いながら日々更新しています。これからも宜しくお願い致します (2022年12月2日 16時) (
レス) id: e0d9c8d2ca (このIDを非表示/違反報告)
(名前)うずら(プロフ) - 毎日更新ありがとうございます。わくわくが止まりません。 (2022年12月1日 17時) (レス) @page42 id: 916cc9618b (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - ショーン様 コメントありがとうございます。楽しんでいただけて嬉しいです。まだ続きそうなのですが、これからもお付き合いくださいませ。 (2022年12月1日 15時) (レス) id: e0d9c8d2ca (このIDを非表示/違反報告)
ショーン(プロフ) - いつも楽しみにしています。話の展開がワクワクしてきました。これからもよろしくお願いします。 (2022年11月30日 19時) (レス) @page41 id: 849d9c80b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2022年10月24日 16時
