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「ここって東山先生の？」
急に言われた言葉に僕はのぞき込んで思わずスマホを取り出してググる。
「そうです、そうです。この写真の人が……」
「大倉のオヤジか？」
「そうですね。似てへん。」
「それな、俺も思うた。」
笑って言う言葉ちゃうけど似てへんよ。
大倉はお母さんに似ているんかな。
「おおう、これが妹さん！」
「久しぶりに見たけど随分変わったな。」
「ですよね。推しのために頑張っていた妹ちゃん……なんか……感じ変わりましたね？」
「子供っぽさが抜けたんちゃうか？」
なんて懐かしい話をしながら僕はスマホの画面を見詰めたままになる。
そこに書かれている記事は噂話なのかそれともほんまなのか分からへんけど、僕はそっとスマホを閉じた。
。
タップ1つで知れることがたくさんあって僕らは情報の選択を選べることが出来る。
イイコトもワルイコトも
「マルが煙草なんて珍しいやん。」
急に言われた言葉に僕は振り返るとにんまり笑っていたんよね、ヤスが。
「色々考えてしまい。」
「なに？横山くんの事？」
「ゆうちんの事ではないですよ。」
「そうなんや、ハイボール。」
居酒屋のカウンター席の隣にヤスはサクッと座って注文をして僕の顔を覗き込んでから言う。
「なにかあったん？」
「特に。ガス抜き。」
「それで煙草か。」
「ま、そんな感じ。ヤスは？」
「仕事ちゅかれに酒飲む。」
「大変やな。」
お互い顔を見合わせて笑ってしまうのはなんかよくわからん波長のせい。相変わらず保育園のいい先生をしているヤスはそれなりに気疲れをしているんやって言うのもわかる。
「さっき村上くんに会ったで？」
「今日は休みだから動きまくっているよな。」
「正解。フットサル終わってこれから人に会うって。」
「どこにそのパワーあるか知りたい。」
「きっと仕事の時に温存しているんやって。」
ヤスの言葉に妙に納得してしまうんやけど。
居酒屋の騒がしい空気の中で僕は何気なく口にする。
「ゆうちんと出かけるんか？」
「横山くんと？僕がここに来る時に見たけど店番してたで。」
「そっか。」
なんて返事をするとヤスはメニュー表を見ながら僕に言う。
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瀬奈(プロフ) - うずら様 コメントありがとうございます。嬉しい言葉です。中だるみするかな？そう思いながら日々更新しています。これからも宜しくお願い致します (2022年12月2日 16時) (
レス) id: e0d9c8d2ca (このIDを非表示/違反報告)
(名前)うずら(プロフ) - 毎日更新ありがとうございます。わくわくが止まりません。 (2022年12月1日 17時) (レス) @page42 id: 916cc9618b (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - ショーン様 コメントありがとうございます。楽しんでいただけて嬉しいです。まだ続きそうなのですが、これからもお付き合いくださいませ。 (2022年12月1日 15時) (レス) id: e0d9c8d2ca (このIDを非表示/違反報告)
ショーン(プロフ) - いつも楽しみにしています。話の展開がワクワクしてきました。これからもよろしくお願いします。 (2022年11月30日 19時) (レス) @page41 id: 849d9c80b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2022年10月24日 16時
