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「横山くん勘違い。」
「なに、僕の大倉くんとりゃないで。」
「いつから俺は大橋の？いやいやいや、何もないのに疑われる。横山くん、その視線アカン。」
「名前を知っているの？だれですの、あなた？ぼくの大倉くんなんだから、やめめ。」
……無理、コイツ。
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「好かれているな。」
「いや、マジに会社の同僚やって。」
「大倉くぅぅぅん！」
ひい！
酔っ払いが抱きついてきた。
一気に歓声上がる。
飲み会の危険なノリはこうして続いて行くんやなって思う。
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「寝るなよ！すいません、お願いします。」
タクシーのドアが閉まり走り出すのを見送ってから、すぐそばでしゃがみ込んでいる人の頭を3回たたく。
「はい、便秘なる〜。」
「え？下痢や。」
「便秘やって。」
「下痢やって。」
何を話しているんだか。
真っ白い人がさらに真っ白になっていて大丈夫？この人？そんな状況。
「大倉、マジに強いな。」
「だてに酒飲み仕事してへんって。一気飲みとか散々して鍛えたんやから。」
「あほやろ、それ。」
「あほやで？ほら立てます？」
片手で抱えてなんとか立たせると、かなりしんどそうな表情でいるんやけど。
「酔ってないスタッフさんに社長さん送るようにしたから。」
「マジに助かる……」
「なんで俺が横山くん送ることになったか知らんけど。」
「それな……そう思う。」
「ホテルどこです？」
「五条近くの。」
「タクる？気持ち悪くならなきゃ止めるけど？」
「歩きたい言うたら距離あるか？」
「10分？15分くらい。」
「酔い覚ましたいから歩きたい。」
「ええですよ。」
なんてそう返事をしてふらついた足取りの横山くんを少し抱えて歩き始める。
「マジにここまで酔ったの初めてや。」
「結構、飲んでたんやね。」
「あの2人が強いねん。」
なんて文句言うてくるけど、俺からしたらそこまで強くないと思う。
年齢的には強いんかな、きっと。
裏道は静まり返っていて、1本向こうにある大通りの車の走る音が小さく聞こえる中で歩いていく。
なんとなく真上を見上げれば星は微かに見えて空気が澄んでいるんやなって。
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瀬奈(プロフ) - うずら様 コメントありがとうございます。動き出しました。やっと、ここからどう動いて行くのが4でもよろしくお願いいたします。 (2022年10月23日 22時) (
レス) id: e0d9c8d2ca (このIDを非表示/違反報告)
(名前)うずら(プロフ) - わわわわ💦動き出しましたね。本当に楽しみです。 (2022年10月22日 10時) (レス) @page50 id: 916cc9618b (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - うずら様 コメントありがとうございます。ゆっくりですが楽しんでいただけたら幸いです。 (2022年8月4日 14時) (レス) id: e0d9c8d2ca (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - kkoyanagi様 コメントありがとうございます。泣顔頂きました！ (2022年8月4日 14時) (レス) id: e0d9c8d2ca (このIDを非表示/違反報告)
(名前)うずら(プロフ) - 彼はどこに？続きが楽しみです。 (2022年8月3日 17時) (レス) @page7 id: 916cc9618b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2022年7月19日 16時
