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「小さかった時はほんまにかわいかったのに、ここまで大きくなるとなんだかねぇ。」
「なにそれ、成長したらあかんの？」
「いいんですけど、僕より大きくなるのはちょっと悲し。」
「10cmくらいやん。」
「10cmは大きいですよ。」
のほほん会話を聞いているとマジに平和と感じる。
靴を履いてから視線を向けるとまた頭をポンポンと叩かれる。
「無理しないで。」
「はい。」
「いつでも来ていいですから。」
「はい。」
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庭の木々を眺めながら駐車場までの道を歩いて行くと見えたのは黄昏時の空やった。
この時間に起きて仕事していた人間としたら何て言うか朝の感覚よな。
夜になる前の目覚めって言う。
会いたくないと言う気持ちを汲み取れと言うのは無謀なのかもしれへん。
あの人たちは俺を探し
俺はかかわりを遮断していく。
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今日はそこまで配達がない日。
周りに迷惑をかけることなく仕事に戻り、作業をしていく。
車に花を積み指定された場所まで届ける。
会社だけやない、寺に学校に法人に個人……様々な人が茂ちゃんの店を利用している。母体が同じ、でも店名や経営が少し違うなんてよくある事で、数軒の店の花をひとまとめにして配達するのは経費削減の一つみたいなもの。
暇だと言われそうだけど、結構忙しい。
いつも待機しているのは本店
そこから時間決めて店を回って配達。
毎日、毎日繰り返し。
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「カブかわいいっすよねぇ。」
バイクを見て熱く語る男を見ながら俺は灰皿に煙草を押し付けて消した。
「食い物みたいな言い方。」
「違いますって。でも、なんでカブにしたんです？」
「駐車場問題。」
「カブだと安いんです？」
「250ccや400�佞世塙發い鵝�1区画使うからって言われて。場所取らないから安い。」
「大倉さんの住んでいる場所が相変わらず分からへん。説明聞いたけど、想像できへんのはなんでやろ？」
「全部教えるわけないやん、大橋の事だから帰れなくなったら止まらせて言うて来そうやし。」
「ばれたー。」
休憩時間に駐車場で煙草吸っていたらまさかの大橋が来て人のバイクを愛でるんだから分けわからん。カブがかわいいって相当マニアックやと思うけど。
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瀬奈(プロフ) - うずら様 コメントありがとうございます。動き出しました。やっと、ここからどう動いて行くのが4でもよろしくお願いいたします。 (2022年10月23日 22時) (
レス) id: e0d9c8d2ca (このIDを非表示/違反報告)
(名前)うずら(プロフ) - わわわわ💦動き出しましたね。本当に楽しみです。 (2022年10月22日 10時) (レス) @page50 id: 916cc9618b (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - うずら様 コメントありがとうございます。ゆっくりですが楽しんでいただけたら幸いです。 (2022年8月4日 14時) (レス) id: e0d9c8d2ca (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - kkoyanagi様 コメントありがとうございます。泣顔頂きました！ (2022年8月4日 14時) (レス) id: e0d9c8d2ca (このIDを非表示/違反報告)
(名前)うずら(プロフ) - 彼はどこに？続きが楽しみです。 (2022年8月3日 17時) (レス) @page7 id: 916cc9618b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2022年7月19日 16時
