Ａ／Ｌ ３

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通知がエグイ。


犯人分かっているん……アイツしかいない。
そう、アイツ。




「横山くん、ちょっと電話してきても大丈夫かな？」


「ん？大丈夫やで。」



「す、すぐ帰って来るから。」




軽く手を上げて少し離れた場所に行くかのようにして猛ダッシュして向かうのは……







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「まるやまぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。」



反対側にある神社裏手入り口。



「ほら、マルーーー。やりすぎだって言うたやん。」





ヤスの大笑いで犯人はそこにいるのがすぐに分かる。何度も何度も振動続けて壊れたらどないすんねん状態。




こんなアホに送り付けてくるのは1人しかいないねん。






「なんだ、大倉くん。」




「大倉くんちゃうから！なに、スタ爆してきてどんだけ振動させて来るん？」



「お通じにはいい感じにならへん？」



「ケツポケ入れてへんから。」



「あら、あそこがたいへーん。」




どつきたい、マルちゃんを。





あの数分で1000近いスタンプ……同じ絵……白目って書いてある変な顔のスタンプはもうねトラウマなるって。






「あかんて、大倉。マルは酔っぱらっているからあほやねん。」



「酔ってなくてもあほやん。」



「酷すぎる！」



「さっさと横山くんの方に行ってこい。」



「きゃぁぁぁぁ、大倉さんったら優しいんだから。」





何だろう、このウザ絡みの状態で横山くんの所に向かわせるのもやばいと思いつつも、関係ないから、ま、いいか！なんて呑気な気持ちで見送ったら隣にいるヤスはお手振りしちゃっているんだから。





「事故っても知らへん。」




「それ、俺に言う？」



「大倉がチェンジしたんだもん。」



「我慢してスタ爆受けろと？」



「大変になるしかないんよ、大倉は。」



なぜ大変にさせたいんだ？スマホの小刻みな振動は痛いだけやん。




「素直に横山くんとします!って、言うたらええのになんで照れるとか言うねん。」




「酔っ払いだから。」




「酔っ払いメンドクサイ。」




「マルの酔っ払いは更にメンドクサイで。」




完全に楽しんでいるヤスはパイプ椅子に座ってスマホを眺めながら俺に言うたん。




「仲いいよね、横山くんと大倉。」




「俺が？」



「マルが心配していてうるさいねん。」




「気のせいだって。」



「マルはそう思ってへんよ。」





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