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「分からへん。」
「でも、なんで？は……知りたい。」
「もっと言えば、俺ら友達ちゃうの？って、そこも聞きたい。」
ヤスは頷いてからスマホの画面を眺めてから言う。
「なにがあったんかな。」
消えそうな言葉を聞いてヒナは盛大なため息をしてから言う。
「俺らは大倉の事を知らん。」
確かに……
知っているのは彼からのコトバで一部分
「俺ら4人のような関係ではなかった。けど、友達や。って、言いたいよな。」
数秒の間の後にヒナは急に立ち上がった
「おといれ。」
「はぁぁぁぁ、真面目に聞いていたのに。」
ぷんすかする隆平に苦笑いのヤスになんかいい仲間って俺は思うていた。
俺らは……アイツが……大倉が……がどうしているか知りたいから行動をしているだけ。
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「ゆうちん、お疲れ様。」
暖簾を下げ本日の営業を終える作業をしている時に声をかけられ俺はそちらに視線を向ける。
「お疲れ。」
「忙しかった？」
「ぼちぼち。」
なんて言うと店の方を覗き込む。
「残っていたら和菓子を買おうと思ったのに。」
「完売。」
「これはワンパック解消しろと言うお告げか？」
なんて笑って言う
俺は軽くい息を吐き出してから言う。
「なんで大倉を探すって？」
疑問を投げかけると受け止めた側は視線を緩く逸らしてからすぐに戻す。
「話したいだけやねん。」
「話？」
「そう、僕……大倉と話したいんですよ。」
自分の意志でそう言っているのが分かると俺は小さく笑って言う。
「たしかに、隆平はよく話していたもんな。」
なんて言うと小さく頷いてから俺に言う。
「ゆうちんはなんで大倉を探すの？」
急に言われた言葉に俺は目をぱちくりして見てしまう。
「俺が？」
素直に頷きクビを傾げる。
「俺が探している？」
「探してへん？」
「あったら話したいくらい？」
「ほんまに？」
「なんで突然そんな言い方……」
隆平を見ると何かを告げたそうな表情で
それはずっとずっと昔に見た記憶
好きだった女と別れた話をした時と同じ表情
咳ばらいをしてから俺はまるで言い聞かせるように言う。
「ほんまやで。」
なんてそれ以上言わない理由は分からない。
でも、そう言うことなだと思う。
――――同性同士の恋愛はむずいねん
その意味が分かった
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瀬奈(プロフ) - うずら様 コメントありがとうございます。動き出しました。やっと、ここからどう動いて行くのが4でもよろしくお願いいたします。 (2022年10月23日 22時) (
レス) id: e0d9c8d2ca (このIDを非表示/違反報告)
(名前)うずら(プロフ) - わわわわ💦動き出しましたね。本当に楽しみです。 (2022年10月22日 10時) (レス) @page50 id: 916cc9618b (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - うずら様 コメントありがとうございます。ゆっくりですが楽しんでいただけたら幸いです。 (2022年8月4日 14時) (レス) id: e0d9c8d2ca (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - kkoyanagi様 コメントありがとうございます。泣顔頂きました！ (2022年8月4日 14時) (レス) id: e0d9c8d2ca (このIDを非表示/違反報告)
(名前)うずら(プロフ) - 彼はどこに？続きが楽しみです。 (2022年8月3日 17時) (レス) @page7 id: 916cc9618b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2022年7月19日 16時
