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横山くんの誕生日飲み会は黄金週間終わりに近い土曜日に開催された。
俺はいつも通り仕事終わってから夜中からの参加だったんやけど、黄金週間で体力余っていたらしくオールナイトでも問題なし、大丈夫！そんな状態が恐ろしいんやけど。
ハイペースで飲み続け、電池切れた頃がちょうど明け方。神社のベンチに座って酔いを醒ますとか春先でも少し肌寒いって状況なのに酒飲んで体温あるから気にもしてへん。
すでに酔って撃沈した信ちゃんはベンチで横になりヤスは心配な顔で眺めているし、横山くんはなぜか飲み屋で貰った線香花火を始め、マルちゃんはうっとり見ている。
俺はそんな4人を眺めていく。
なんとなく居心地の良さが好きで。
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「大倉の誕生日っていつ？」
線香花火を終えてからそんな質問を投げかけてきたのは横山くんで俺はすっかり忘れていた自分の誕生日を口にする。
「16日。」
「いつの？」
マルちゃんはキョトンとした顔で言いヤスはスマホを取り出しカレンダーチェックの準備をしていた。
「5月。」
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「はい？」
「来週？」
「1週間違い？」
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びっくりした口調で言われながら俺は苦笑いしてからジャージのポケットに手を入れてから言うた。
「うん、でも大丈夫っすよ。」
「なにが大丈夫なんやって、祝いをしなきゃあかん。」
撃沈していた信ちゃんが突然起き上がりそんなことを言いこっちを睨んできたん。
「ええか！祝いは重要やねん！」
「え、そんないいですって。こうしてみんなの祝いに参加出来たら俺は満足ですし。」
「いやいやいや、俺ら4人が満足できへん。」
「そうやねん、僕らは大倉を祝わなきゃ気が済まない。なぁ、マル。」
「そうですよ。もう僕らのお仲間ですから。」
「来週ならまた土日で飲めばええねん。」
横山くんがそう言うと信ちゃんは腕を組んで真剣な表情で言うて来た。
「仕事休めへんか？」
「土日は無理だって、稼ぎ時やもん。」
「主賓おらんと意味ないって。なら、昼間に飯食べながら飲むのはどうかな？僕、良い店知っているん。割引で食えるからそこにしない？」
「オールなしで飲めばええんちゃう？」
「お、ヨコの考え良いな。」
「飲んでばっかりやん。」
「大倉も飲める口だからええやん――――」
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瀬奈(プロフ) - 猫さま コメントありがとうございます。ｇ_t_165です。頻繁には更新してはいませんがこちらになります。申請してくださいね。 (2022年6月27日 17時) (
レス) id: 070125caaa (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - はじめまして いつも作品をありがとうございます 失礼ですがTwitterのユーザーを教えてもらえないでしょうか？ 急にすみません😢⤵️⤵️ (2022年6月26日 19時) (レス) id: 537de6aadb (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - ショーン様 コメントありがとうございます。ワクワク・・・そ、そんな恐れ多い。これからも楽しんでいただけるようにがんばります。 (2022年6月12日 11時) (レス) id: 070125caaa (このIDを非表示/違反報告)
ショーン(プロフ) - 更新ありがとうございます。もうもう更新の音がするたびワクワクが止まりません。 (2022年5月20日 19時) (レス) @page16 id: 849d9c80b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2022年4月26日 15時
