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「大倉は……いつから家族と会ってへんの？」
「勘当されてからだから3年？あ、ちゃう4年かな。」
「下の妹ちゃんいくつ？」
「多分23かな。亡くなった妹と同い年なったと思う。多分……かな？」
「曖昧過ぎる。」
「18歳から会ってへんもん。」
「え？まって、家族に会ってないのは5年。で、なんでそこに2年加算？」
「居心地悪くて家に近寄ってないねん。途中で学費も何もかも自分で払うから余計なこと言うなって啖呵切って家出たから。」
「大倉、強すぎやな。でも、お母さんとか心配したんちゃうの？」
「されたけど、中学の時に色々ありすぎて家にいたくない理由も分かってくれたから。」
「26歳で苦労人過ぎるやろ。」
「人生焦っているんかな俺。」
「はげるで。」
「それ、マルちゃんにあげるから。」
「嫌や、僕ははげましぇん。」
「はげるって。」
「……大倉の珈琲に砂糖だくしてやる。」
「酷い！いじめや。」
お互い笑いながらそんなあほなやり取りをしていく時やった。
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急やった。
マルちゃんはハグをして俺に言うたん。
「大丈夫、俺は大倉を嫌いにならへんから。」
突然すぎて
頭の中が真っ白になる。
「好きになった人が……それは仕方ないって。」
「妹さんは大倉と一緒に過ごせて幸せだったならそれが答えやって思う。」
「今でも忘れずに会っているなら妹さんだって嬉しいはずやで？」
背中に回されたマルちゃんの手がポンポンと叩いてくれて俺の中でドロドロした感情が弾けていく。
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――――代わってあげたかった。
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あの日、この言葉を告げた時
この言葉を言わせてしまったと泣きながら訴えていた妹を思い出した。
残酷な言葉やけど、俺はほんまに代わってあげたかったん。
俺なんかよりずっとずっと未来があった妹だからこそ……
絶望しかない俺なんかよりきっと……
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瀬奈(プロフ) - ショーン様 スピンオフはいつか書きたいと考えてはいます。今回の作品は自分でも書いてい楽しくていつかスピンオフも書けたらいいな・・・と、考えてはいます。 (2022年4月23日 17時) (
レス) id: 070125caaa (このIDを非表示/違反報告)
ショーン(プロフ) - ますます面白い展開にワクワクしてます。出来ることなら個々のスピンオフ読みたいです。出来れば�埒�です。よろしくお願いします。 (2022年4月22日 0時) (レス) @page39 id: 849d9c80b5 (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - ショーン様 コメントありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。 (2022年4月19日 16時) (レス) id: 070125caaa (このIDを非表示/違反報告)
ショーン(プロフ) - もうメッチャ面白いです！楽しみです。 (2022年4月17日 19時) (レス) @page32 id: 849d9c80b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2022年3月28日 23時
