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「保育園の先生？ヤスが？」
「なにそのびっくりした言い方。」
喫煙所で煙草を吸いながらそんなことを言うとヤスはポケットに手を入れて俺に言うて来た。
「そろそろ仕事しなきゃあかんよなぁ……なんて思っていたら、横山くんの紹介でね。オフィス街にある保育園でバイトさん募集してたんよ。」
「免許必要ちゃうの？」
「バイトさんはお手伝いだと免許不要で大丈夫みたいやねん。そこで自分に合っている……そう思ったら試験を受けてみようかと思うけど。」
「仕事決まらへんと大変？」
そんな質問をぶつけるとヤスは笑って言う。
「親も心配するけど、信ちゃんが一番心配してくるん。」
「信ちゃんが？」
「兄ちゃんみたいやねん。頼ってばっかりもあかんなぁ……なんて思うやん。」
頼りがいのある人。そう思うからこそ、少しは自分で歩かなきゃって思うのもあるんかな。
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「大倉も仕事考えておるんやろ？」
そんな言葉を言われて小さく頷いてから灰を落としてから言う。
「何かないかなぁって。」
「接客以外で？」
「10年しているとちょっとね。」
「26歳で？計算合わない！」
「高校時代のバイトから足し算したら10年やもん。ラーメン屋のバイトがスタート。」
「ラーメン屋？その心は？」
「賄いが美味いでしょう。」
「やっぱり！」
ほんまに美味かったん。賄い目当てであの店で働いていたんやもん……今考えたら絶対雇ってもらえない気がする。
「なにしたいとかあるん？」
「特にない。だからこうしてズルズル継続しているんやん。」
「そう言うもんよな。」
「結局、飲み屋とかそう言う感じになるんかなぁ。手に職あるわけやなし、夜型人間だし。」
「昼間の仕事をするには昼型に切り替え必要？」
「むっちゃ必要。」
笑って言った時やった。
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スマホが振動して俺は取り出す。
画面を見て銜えていた煙草を……落とした。
「大倉？」
「あ……店からやった。」
「びっくり過ぎて煙草落とすなんてあかんやん。」
ヤスが笑って拾い灰皿に捨ててくれる。
「ほんまよな……」
時間の経過を改めて見るとこうダメージを食らうものなんだって……文字を見て痛感した。
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瀬奈(プロフ) - ショーン様 スピンオフはいつか書きたいと考えてはいます。今回の作品は自分でも書いてい楽しくていつかスピンオフも書けたらいいな・・・と、考えてはいます。 (2022年4月23日 17時) (
レス) id: 070125caaa (このIDを非表示/違反報告)
ショーン(プロフ) - ますます面白い展開にワクワクしてます。出来ることなら個々のスピンオフ読みたいです。出来れば�埒�です。よろしくお願いします。 (2022年4月22日 0時) (レス) @page39 id: 849d9c80b5 (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - ショーン様 コメントありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。 (2022年4月19日 16時) (レス) id: 070125caaa (このIDを非表示/違反報告)
ショーン(プロフ) - もうメッチャ面白いです！楽しみです。 (2022年4月17日 19時) (レス) @page32 id: 849d9c80b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2022年3月28日 23時
