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「でか……」
そんな言葉を言うとマルちゃんは照れた笑いをして言う。
「親のですから。」
「そうやけど、ええマンションやん。」
この辺では有名な高級マンションを経営しているのがマルちゃんの親って相当やで？車を寄せハザードランプを押してからもう一度、のぞき込むようにマンションを見ると前に賃貸でここを紹介されたのを思いだした。家賃二桁、年払いしたら恐ろしい金額やって。
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「乗り心地ええですね。」
「そうかな？」
なんて返事をするとマルちゃんは口を尖らすんだからおもろい。
「車は信ちゃんの社用車しか乗ってへんから。」
「椅子のクッションが良いか悪いかだけだって。」
「そうなんです？」
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いや、嘘だけど。
説明を始めたら結構長くなりそうだからむっちゃ雑に話しておるけど。
「ほんまに助かりました。」
深々と頭を下げてシートベルトを外す。
結局、鍵とスマホは信ちゃんが大事に保管して後ほど届けてくれることになった。マルちゃんを送りその帰りに買い物すればいいと思い車を久しぶりに出した。車だと10分もかからない近い場所、た
だ、一通が多くてメンドクサイ。
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ドアが開き「また明日。」なんて言われたけど、明日店に来いと言う事？なんて思いながら一旦停止
を解除して車を走らせる。マルちゃんがずっと車を見ているのがルームミラーから見えたけど何も反応は出来へん。すぐに後ろに車が付いてしまった以上それまでって感じ。
信号待ちで気づく。
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マルちゃんが律儀にLI○Eをしてきてほんまにマメやなって。
運転中は出来へんから帰ってから。
大通りに出て直ぐ何となくFMのボタンを押すと音楽が聞こえる中で俺は煙草を銜えた。
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なんで……マルちゃんに話したんだろ。
友達。
そう言えばええのに
なんで……
分からへん
サングラスをしてなんとなく……買い物より先にこの分からない感情を消したくて車を湾岸に向けて走らせた。
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瀬奈(プロフ) - ショーン様 スピンオフはいつか書きたいと考えてはいます。今回の作品は自分でも書いてい楽しくていつかスピンオフも書けたらいいな・・・と、考えてはいます。 (2022年4月23日 17時) (
レス) id: 070125caaa (このIDを非表示/違反報告)
ショーン(プロフ) - ますます面白い展開にワクワクしてます。出来ることなら個々のスピンオフ読みたいです。出来れば�埒�です。よろしくお願いします。 (2022年4月22日 0時) (レス) @page39 id: 849d9c80b5 (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - ショーン様 コメントありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。 (2022年4月19日 16時) (レス) id: 070125caaa (このIDを非表示/違反報告)
ショーン(プロフ) - もうメッチャ面白いです！楽しみです。 (2022年4月17日 19時) (レス) @page32 id: 849d9c80b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2022年3月28日 23時
