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その日から客の1人でヤスが増えて9時過ぎると3人から4人でのんびりした会話が続いた。
信ちゃんは花祭りと言う神社のイベントに向かって忙しさの合間に息抜きで店に来て、帰り際にはヤスを連れて出て行く。ヤスは信ちゃんの手伝いをしながら新しい仕事探し。
俺は相変わらず夜の仕事を続けていて、マルちゃんは元気に接客をしている。
「マルちゃんは朝の7時から店を開けて何時まで？」
「僕ですか？3時過ぎかな。」
「それまでは1人？」
「10時位にオーナーが来てそこから2人でしょ、その後お昼の3時間だけのお手伝いの方が来たりしてこれでも結構忙しいんですよ。」
「昼間は来ないから分からへんなぁ。」
「大倉くんこそ、帰ってからすぐ寝ているんです？」
２杯目の珈琲はマルちゃんおススメを飲むようになって、今日はオーナーが選んだスプリングブレンド。あっさりしていて後味もいい感じで俺は好きな味。
「帰ってからもう1度シャワー浴びてから寝るかな。」
「もう1度とは？」
クビを傾げて言われて俺は肩肘ついてから小さい声で言う。
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「仕事部屋があってね。」
「仕事部屋？」
「ワンルームを駅の近くに借りていて、そこに仕事着を置いているん。そうしたらジャージで家を出ても着替えて出れば問題ないやん。」
「あ……そう言う方法を。」
「さすがに、店に出るあの服装で家の近く歩くのは浮くやん。それにずっとそうしていたし。」
「僕のいた店はそんな人おらんかった。」
なんて口にしてから慌てた感じで口元を隠してこちらを見てくる。
「そうなんや。」
なんて、触れることなく返事をするとマルちゃんは小さく頷く。
「切り替えしないと疲れるからそうしてるん。」
「じゃあ、家賃は2倍？」
「寝る家は持ち家だから。」
「は……も……持ち家？」
「そう、自分の家。」
「稼ぎええやん。」
「安かったん、中古の一軒家。マンション買うより安くて……何となく。」
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瀬奈(プロフ) - ショーン様 スピンオフはいつか書きたいと考えてはいます。今回の作品は自分でも書いてい楽しくていつかスピンオフも書けたらいいな・・・と、考えてはいます。 (2022年4月23日 17時) (
レス) id: 070125caaa (このIDを非表示/違反報告)
ショーン(プロフ) - ますます面白い展開にワクワクしてます。出来ることなら個々のスピンオフ読みたいです。出来れば�埒�です。よろしくお願いします。 (2022年4月22日 0時) (レス) @page39 id: 849d9c80b5 (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - ショーン様 コメントありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。 (2022年4月19日 16時) (レス) id: 070125caaa (このIDを非表示/違反報告)
ショーン(プロフ) - もうメッチャ面白いです！楽しみです。 (2022年4月17日 19時) (レス) @page32 id: 849d9c80b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2022年3月28日 23時
