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「もう、信ちゃんったら好きですねぇ。」
相変わらずの口調で言うているのはあの店員で目の前に座っている客は大笑いしながら「普通やで、普通。」なんて言うているんだけど朝から元気な話をしているよなってマジに思う。聞く気は一切なかったのに会話が耳に入るって言う最悪パターンで俺はスマホの画面を眺めながら聞いてしまうのが悲しい。
今日の話題はカピパラの生態。
なんでそんな話をしているのかさっぱりなんやけど、客の男の知識が半端ない。毎回ネタが尽きへんな……なんて思うてしまう。
「あの顔で早いって相当怖くないです？」
「せやろ？日本では温泉入ってのんびりしているあれが走る、興味深いで。」
いや、あんたの頭の中が興味深いけど。
なんて、心の中で突っ込みいれていた時やった。
「兄ちゃんはこの時間見かけるけど仕事ゆっくりなんか？」
突然の話が振られた瞬間、俺は変な声で「は？」そう返事をしてしまった。店内にいるのはネタの宝庫の客と店員と俺だけの状況で気まずい感じではなかったんやけど、いきなりロックオンされて、いきなり声をかけられたらさすがにビビるに決まっておる。いや、フレンドリーすぎへん?
「信ちゃん、他のお客さんに声をかけるのはメッ！」
「せやかて、気になるやんか。9時過ぎの店にのんびりしておるって相当やで？」
二人のやり取りを黙って見ていてから俺は「ゆっくりで。」なんて返事をすると男は胸ポケットから急に名刺を取り出してカウンターに置いて言うたん。
「いきなり声かけてすんませんな。俺はそこに書かれている通り、この通りの先の不動産屋と神社をしている村上言います。」
不動産屋と神社が結びつかへんのやけど、どういう流れでこの二つは一緒になったんやろう？
「信ちゃん、まさかの営業？」
「不動産屋は需要があるけどな、神社は町の大事な遺産やで！」
「どちらも土地が大事って言うやつ？」
「さすが、マルは分かっているな！」
なにこのやり取り。二人でご機嫌な状況下で俺は置いてきぼりなんですけど、名刺の裏を見ると土偶のイラストがむっちゃシュールなんやけど。
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瀬奈(プロフ) - ショーン様 スピンオフはいつか書きたいと考えてはいます。今回の作品は自分でも書いてい楽しくていつかスピンオフも書けたらいいな・・・と、考えてはいます。 (2022年4月23日 17時) (
レス) id: 070125caaa (このIDを非表示/違反報告)
ショーン(プロフ) - ますます面白い展開にワクワクしてます。出来ることなら個々のスピンオフ読みたいです。出来れば�埒�です。よろしくお願いします。 (2022年4月22日 0時) (レス) @page39 id: 849d9c80b5 (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - ショーン様 コメントありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。 (2022年4月19日 16時) (レス) id: 070125caaa (このIDを非表示/違反報告)
ショーン(プロフ) - もうメッチャ面白いです！楽しみです。 (2022年4月17日 19時) (レス) @page32 id: 849d9c80b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2022年3月28日 23時
