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「ゆうちんと信ちゃんは同級生なんです。」
「じゃあ、マルちゃんの先輩。」
「そうです。」
反応が少しだけ違う……そう感じるのは何だろう。
「大倉くん、ヨコはこの先にある和菓子屋の兄ちゃんや。」
「和菓子？」
「暖簾かかった店は見覚えないか？」
「ある……ありますね。」
「あそこの5代目。」
「デカい店やん。」
「和菓子はそこまでやから結構大変やねん。最近は違うので頑張っているんやけどな。大倉くんもよければ店の方もお付き合いをしてな。」
凄い交友関係なんやけど……俺からしたらびっくりだらけ。
「ヨコさん？」
信ちゃんは笑ってヨコさんを指さして言う。
「横山。」
「横山くんですね、分かりました。」
なんて俺が納得した顔をした時にマルちゃんはにこにこして……横山くんを見ている。
そう言う事？
つまりはそう言う感じ？
珈琲を一口飲んでから何となく理解していく。
恋愛対象は様々。
だから俺がどう思う必要もないし、そうなんだって思う。
「今、車を持って来るからボスの挨拶付き合ってもらってもええか？」
「手土産は『しお饅頭』でええんかな？」
「喜ぶ。」
「準備させるな。マルも食うなら用意するで？」
「ほんまです？」
声が少し上がったトーンはそう言う証拠。いや、もしかしたら『しお饅頭』好きなのかもしれんけど。
仕事で覚えた相手の様子を見ていく。なんて、ここで使うとは思いもせんかった。信ちゃんが再び店から出て行って残ったのは俺と横山くんとマルちゃん。
「大倉くんも食う？」
「え？嬉しいです。」
「何個？」
「1個で。」
「なら2個な。」
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……年上の優しさが強すぎやねん。
スマホをポケットに入れた時に視線を何気に向けるとマルちゃんは横山くんに話をかけてその話を聞いて行く。なんて、ごく当たり前なのに俺は少しだけうらやましく眺めてしまう。何か声が聞こえるとマルちゃんは横山くんと俺に声をかけて奥の方に入っていくのを見てから横山くんは俺を見て言うたん。
「常連でここまで仲良くできるのは才能やな。」
「……違いますって。マルちゃんと信ちゃんが広げてくれたんです。」
「ヒナもええ仕事するな。」
なんて笑って言われて俺はキョトンとした顔で見てしまう。
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瀬奈(プロフ) - ショーン様 スピンオフはいつか書きたいと考えてはいます。今回の作品は自分でも書いてい楽しくていつかスピンオフも書けたらいいな・・・と、考えてはいます。 (2022年4月23日 17時) (
レス) id: 070125caaa (このIDを非表示/違反報告)
ショーン(プロフ) - ますます面白い展開にワクワクしてます。出来ることなら個々のスピンオフ読みたいです。出来れば�埒�です。よろしくお願いします。 (2022年4月22日 0時) (レス) @page39 id: 849d9c80b5 (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - ショーン様 コメントありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。 (2022年4月19日 16時) (レス) id: 070125caaa (このIDを非表示/違反報告)
ショーン(プロフ) - もうメッチャ面白いです！楽しみです。 (2022年4月17日 19時) (レス) @page32 id: 849d9c80b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2022年3月28日 23時
