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一対一で会うのは緊張するかと思ったら顔を合わせたことあるだけって、少しだけフレンドリーに話せるのがほんまに良かったと思った時やった。
「今はどうされてます？」
この『どうされてます』は何に対してか分からず黙り込んでしまうと安田さんは笑って言うた。
「１人で仕事バリバリされているのを聞いているんで、家の事は家政婦さんですか？」
「あ……あぁ、僕は人が入るのは苦手なんで、休みの日を決めてそれで。」
「それで書き上げるって凄くないです、僕なんて頼らなきゃあかんのに。」
笑って言う言葉にこの人はほんまに優しいって言うのが伝わってきて、僕もつられて笑っていく。いつしか、最近の仕事の話をしていくと気が付けば結構な時間が過ぎていた。
「すいません、話に夢中になってしまい。」
申し訳なくて頭を下げると「だいじょうぶですよ。」にこにこの笑顔で返されてしまう。
「僕も刺激を受ける話で嬉しかったんで。」
彼はそう言い思い出したようにスマホを取り出して何杯飲んだか分からないコーヒーカップを撮影する。
「記念撮影。」
なんて言われて妙に納得してしまった時やった。
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「丸山先生は大倉の事をどう思っています？」
それは突然の言葉で僕は「どう？」なんて返事を返すと安田さんは小さく頷いてから聞こえた言葉は意外なものだった。
「奪えて幸せだったですか？」
「なにをです？」
「大倉からカメラを奪って。」
視線を安田さんに向ける。
「はは……突然何を。」
「そう言うと思ったん。そうよな、証拠ってないしこれは僕の勝手な勘なんやけど。」
遠くで聞こえる感覚に陥るくらい周りの声だけど、実際はこの周りから聞こえているのかもしれへん。視線を一度カップに移し自分の手首に向けてからゆっくりと口を開く。
「勝手な勘ですか？」
「えぇ、勝手な勘です。」
眼鏡を外してから軽く眉間を押さえてから僕は安田さんを見てから言うた。
「どうして僕がそんなことを？」
口調より少し低くなったのは自分でもわかる。
どこかで冷静になっていく自分。
安田さんは目を伏せ告げた。
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瀬奈(プロフ) - うずら様 コメントありがとうございます。無事に終わりました・・・一安心です。これからもよろしくお願いいたします。 (2022年3月25日 15時) (
レス) id: 070125caaa (このIDを非表示/違反報告)
(名前)うずら(プロフ) - 完結本当にお疲れ様でした。素敵な世界でした。ありがとうございました。 (2022年3月24日 12時) (レス) @page48 id: 916cc9618b (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - kkoyanagi様 コメントありがとうございます。聖書やスゥエーデン語は確かに分かりにくいですね、すいません。書いていてこれは許される？そんな愛でした。ライトな話が重くなりましたが、終わりにできてよかったです。次回もまたよろしくお願い致します。 (2022年3月23日 9時) (レス) id: e0b2c0462c (このIDを非表示/違反報告)
kkoyanagi(プロフ) - 完結お疲れ様でした。正直、旧約聖書やスウェーデン語はよく分かりませんが。愛するが故に…愛するがため…その人を奪い尽くしてしまいたい…。いいですねぇ〜一息ついたらまた倉丸のお話書いてくれたら嬉しいです。ありがとうございました。 (2022年3月22日 15時) (レス) @page48 id: 46c9530258 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2022年2月12日 17時
