My landscape-5

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「カメラの仕事を少し減らすと負担減るか？」


「大丈夫。」



「大丈夫ちゃうやん。」








大丈夫なはずはないのかもしれんけど、何もしないよりましだと言うのもある。
不安と言う見えないなにかに襲われているだけなのかもしれへん。
どれくらい時間が経過したか分からない。







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俺は両手で顔を覆ったままで





そばにいるのは横山くんだって言うのは分かっている。








遠くで聞こえる夕方17時を知らせる音が耳に届いた時……俺は小さい声で言う。







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「大倉……」






その声の口調は今まで聞いたことないくらい低いもので幻滅をしているのかもしれへん。







でも、俺の中で限界と言う言葉がそこにいてもう駄目だって言うているん。





「ライトな感じでええですから。」






やっと言えた言葉に何の意味があるか分からへん。






黙って感じるのは人肌で横山くんが近い距離におる。







怖いがないのは見えていないから？







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ちゃう……









よくわからへん。







「大丈夫やって。」







慰めるような言葉を言うのは俺が子供みたいなわがままを言うているからか？







それとも……別の意味があるんか？








避けられた手






涙をむっちゃ流していた俺は相当やばいと思う




「ブスやな。」





なんて毒を吐き出す方も酷い。








白い手が俺の頬の涙を拭い黙って抱きしめ背中をポンポンと叩いてから……







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何年かぶりに触れた温もりは横山くんだった。







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