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「横山くんさ。」
思い出したように口にする言葉に反応はタブレットから顔を上げるだけ。
「最近、いい子がこの部屋に来た？」
突然の言葉に顔が一瞬で赤くなる。
分かりやすいってこういう事なのかも知れへん。
隠すことが出来ないよね……まぁ、それが横山くんのいい所なのかもしれんけど。
「なんで？」
「いや、分かりやすく観葉植物に肥料がぶっ刺さっているから。」
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たったそれだけでいい子が出来たってわかる俺は末期の小姑チックに思えてしまう。窓傍にある観葉植物が生き生きしている姿を見たら用務員作業をしているから気づくのかもしれへん。
「ヤスが来ている。」
「は？？ヤス？？」
「そう、ヤス。」
意外な名前が来て正直ビビったけど、フリーランスのヤスがこのマンションに来ていてもおかしくはない。
「え？ヤスとそう言う？」
「ちゃうは。」
即効な返事に違うんか。なんて思いながら俺は部屋に入った。
「相談やな。」
ならなぜ顔を赤くした？なんて思うけど、いい様に弄られたか？はたまた、そっち系のトークに完全にノックアウトなったかどっちかよな。
「ヤスの経験豊富についていけへん。」
そっち系のトークにノックアウトか。
なんて俺は思いながらソファーに座って妙に納得。
「ヤスは凄いよ。なんせ……だし。」
「なに、その言い方。むっちゃ気になるやん。」
食いつき方が高校生なんですけど、社長大丈夫っすか？
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「どっちもいける子は強い。」
俺の言い方で分かった様子。横山くんの頭の中では色々と想像しているんだろうな……どんな想像か知らんけど。
不意に黙り込みカメラを手に持ち何となく……そう……何となく横山くんをファインダーに収める。
「どうしたん、急に。」
「何となく。」
「大倉のなんとなくは気になるやんけ。」
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なんで俺は……またカメラを持っているんだろう？
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そんな疑問がふつふつと生まれる。
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瀬奈(プロフ) - うずら様 コメントありがとうございます。無事に終わりました・・・一安心です。これからもよろしくお願いいたします。 (2022年3月25日 15時) (
レス) id: 070125caaa (このIDを非表示/違反報告)
(名前)うずら(プロフ) - 完結本当にお疲れ様でした。素敵な世界でした。ありがとうございました。 (2022年3月24日 12時) (レス) @page48 id: 916cc9618b (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - kkoyanagi様 コメントありがとうございます。聖書やスゥエーデン語は確かに分かりにくいですね、すいません。書いていてこれは許される？そんな愛でした。ライトな話が重くなりましたが、終わりにできてよかったです。次回もまたよろしくお願い致します。 (2022年3月23日 9時) (レス) id: e0b2c0462c (このIDを非表示/違反報告)
kkoyanagi(プロフ) - 完結お疲れ様でした。正直、旧約聖書やスウェーデン語はよく分かりませんが。愛するが故に…愛するがため…その人を奪い尽くしてしまいたい…。いいですねぇ〜一息ついたらまた倉丸のお話書いてくれたら嬉しいです。ありがとうございました。 (2022年3月22日 15時) (レス) @page48 id: 46c9530258 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2022年2月12日 17時
