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専門学校行って学んで運よく就職できたのは大手広告代理店の写真関係。
そこでフォトグラファーの木村先生に出会って教えを学びたくて、先生のスタジオ勤務。
雑用もしっかり学んで、少し少し先生の仕事をサポート。
先生に声をかけられていく率が増えていけば先輩から嫉妬を受けていくのも比例してもれなくついてくる。先生のお気に入りになったら古株先輩達にいい感じに攻撃を受け始めるって言うお約束。嫉妬が多い世界だから仕方ないって最初は耐えていたんやけど、さすがに最後は喧嘩して辞めたって言うお粗末な状況。
先生からはいつでも戻っておいでって言われたけど、先輩方々のいじめには耐えれへん。
小学校のいじめかよ？そんないじめをしてくる大人についていけへんって。
先生の事務所を辞めて最初はバイトで色々していたけど魔が差したんよね
飲みに来たこの店で店長にスカウト受けてノリで勤務したらまさかの1年経過したって俺ってどうしたって感じ。
スマホを見つめながら思わず盛大なため息。
椅子に座ってタップしているとバーテンさんに声をかけられた。
「終わったばかりだけど、指名来たけど大丈夫？」
「スズキさんですよね？さっき連絡来たから受けますよ。」
システムは指名制度がメイン。
フリーもありだけど、店長采配で『あなたは指名メインで行け！』言われたらそっちが優先。
キャバとかラウンジと違うのはフォローの子が付くこともないし、そう言う営業もないし、単に女装した人と話したい客か女として見ている客だけが店に来るんだからまぁそんなもんか。
酒を作って欲しいなら作るけど、基本はバーテンが作ってくれるし話のスキルだけはほんまに上がる。
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「ゆゆです。いらっしゃい。」
頭が固まった。
「ゆゆちゃんっていうんだ。」
なーにー！
せ、先輩！
それも、3人で？
なんで、この店に来てる？
え？はい？
え、一緒にいるの常連さんってなにこの俺にとって地獄絵図。
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2021年3月23日 16時
