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特別個室の方専用のお泊りセットってシャンプーリンスにボディシャンプーやらいろいろついているってさすがや。
シャワールーム見ると全身鏡が中にあった。
趣味悪くね？
あ、でも、ドアが開いたか見るため？
使用中の札を入り口にかけて内鍵かけて、着ていたタイツを袋に入れて着替えをカゴに入れて中に入った。
アイテム使って洗っていく時に気づいた。
タオルないやん……濡れたまんまで服着るのは嫌やで？
さっぱりしてから気づく失態。
いや、さっぱりしたから気づいたんかも。
え？タオルなきゃ、全身タイツで拭く？
逆戻りやん。
ものすごくパニック。
「大倉。」
ドアの外で聞こえる声は神の声か！
「タオル渡し忘れたって看護師言うて来たから持ってきたで。」
フェアリーさんが神に見える。
今だけ。
「あ、開けます。」
内鍵を開けて即戻ってから少しだけドア開けて「開けました。」小声で言い浴室の中から言うとドアがの音が聞こえた。影が見えて何かしているのはわかる。
「これ、洗うから持っていくで。」
どこにタオル置いた？
もの凄く気になっているんやけどここから離れた場所に置かれたら寒いから。
ドア開けるだけでも結構冷えたし。
「先生。」
「なんや？」
「タオル近くに置いてほしいんやけど。」
「近く？」
影が見えてほんま近くに置いてくれたのが分かった。
よし、さすがや。
「気になったこと言うてええか？」
急に言われた言葉に「な、なんです？」って返事を返すと小さく吐き出した息の後にフェアリーさんはぼそって言うたん。
「パンツまで汗であかんやつやん。」
なぁぁぁぁぁにぃぃぃぃぃぃ。
「嘘やん！」
ドアを開けて数秒
何が起きたか頭がパンクした。
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2020年11月17日 16時
