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ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン
完全に夢の中やったのに、チャイムの音がむっちゃ聞こえる。
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ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン
ゆ……夢ちゃう！
俺は飛び起きてスマホを見ると深夜1時
なんですの、こんな時間に
俺はもそもそ動いて玄関に行き靴を見るとすば るくんが戻っていないのに気づいた。
「どなたです？」
小声で言うと「俺や。」完全にブチ切れている声の主が扉の向こうにいらっしゃる。
なにこの怖さ。
何怒ってん？
ドアを開けると完全に出来上がったすば るくんがおって全体重をどーんと俺に倒れこんできた。
「い、いぃぃぃぃぃ、なにこの状態？」
「酔っ払いや。」
冷静に言うたのは、これまた酔っているってセンセが不機嫌な顔でそこにいた。
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「すば るくんが店に来ました。飲んでいたら話し合いがヒートアップして気が付けばこれですか……あるある過ぎて何も言えへん。」
ベッドに寝かせてから皺になるからコート脱がせて床にぽぃっと投げて次はジャケット。
「信五が熱くなるクセがあるねん。」
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っつ……
謎の痛みがまた起きる。
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気づかれへんようにしながら、ジャケットを床に投げて今度はズボンを脱がせていく。
「信五？どなたです？」
分かっているのに知りませんって感じに聞くと「あ……あぁ、村上な。」と答えた。
痛い
痛い
また始まる痛み
「何を言い合ったんです？」
「酒飲んでいて記憶ない。」
そこ大事ちゃうの？
何を言い合っていたか知らんで家まで連れてくるってセンセはどんな技を使ったんや？ネクタイ外していくと「慣れてんな。」なんて言われる。
「昔からこの手はね。」
布団をかけてとにかくやり切ったって感じでセンセを見るとむっちゃ眠そうな顔でいる。
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2020年11月17日 16時
