HEVEN-2 (ページ10)

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「つまんな～～い～～～。」

ぷぅって頬を膨らませてゲームしているし。

「しゃあないです。安静しなきゃいけないんですから。」

「でも、つまんない。」

横山くんはスマホをベットにおいて頭を数回掻いた。

「なぁ、ほんまにあと４日で退院できるんか？」

「それは俺は聞いてません。」

「大倉も聞いてないなら誰に聞いても答えないよなぁ。」

「今日は……ヤス？」

台本を眺めながら言うと頷いて口をとがらせて言う。

「ヤスが来て、再来週のＬＩＶＥのセトリを教えてくれたにゃけど頭に浮かばん。やっぱりみんなで話しながらのほうが浮かぶんやけど。」

「しゃあないです。」

『あんな、ヨコは……俗にいうココロの病。自分でストッパーして色々我慢して悪化させているんじゃないかって先生の話やけど。本人気づいてないから結構立ち悪いみたいな言い方していた。』

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ココロノ病

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思い当る部分は多々あった。

『過呼吸もそうだし、緊張しているのも見えたりまぁ……俺らで対処できるのはどこか話をしているけど、限界もあるしな。先輩はそれを知っているって話しておったから任せたほうがええってヒナと話をしてな。』

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それは違うと否定すべきか？

いや、先輩を信頼しているのにそんなことを言ったらいけない。

原因は先輩って誰もわかってもらえんだろうし。

『治すには本人がわからんと効き目ないって。でも、無理すれば悪化……線引きがわからん。』

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そりゃそうだ。

でも、言えることは先輩から離していくべきなんだよ。

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