HEVEN-2 (ページ42)

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長めに見て１時間半経過してから電話をする。

ほら、何度もコールしても出やしない。

２回目の電話でやっと出た。

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『あ……家にちゃんとおるって。』

「そうなんです？」

『ちょっとな……考え事してたん。』

「また、考えたらあかんって言われてません？混乱しますって。」

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『せやな。それよか大倉、なんか騒がしいけど？どこにおる?』

「外です。」

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『仕事やったん？？電話したらあかんやろ。』

慌てた。

すぐにそうやって仕事と直結しようとするんだから……違うから。

「そうですね、横山くんのマンションって……○○で正解？」

考えたら、横山くんの住んでいるマンションを教えてもらってなかった。

だからじゃないけど……マネージャー脅しで聞きだした。

無言になった横山くん。

正解かな。

『なんで？』

「ん？？近くにいる。」

その言葉でものすごいカーテンの音が聞こえた。

ガタガタ音がするし、何が起きているんだ？？

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あ……

『ほんまにおった。』

まさかベランダまで出てくるなんて思いもしなかった。

「おったでしょ？バイクできたらすぐでしたよ。」

少し笑った口調で言ってみたり。

『ほんまや……バイクなんかできて怪我したらあかんやろ！！』

なんでそこでおかん目線になるんだろう。

もっとロマンがほしいけど……今の横山くんには無理か。

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