HEVEN-2 (ページ5)

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スマホをテーブルに置いた時メールランプがついていた。

タップしてみると横山くんからだった。

「な、なんじゃこれ。」

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つい口からでてしまった言葉

お椀に白い湯。

『これがご飯と言われて満足すると思うか！！』

あ、お怒り。

ついつい笑ってしまうがちょっと元気みたいで嬉しかった。

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まだあった。

『どんだけ薬出すねん！！』

買い物袋みたいな薬袋に横山侯隆とでかでか書かれているし。

『看護婦が片づけて飲む分。いやや』

全部コップに入れて手が映っているし。

これも俺は声を笑った。

元気になってんな～。

『あと5日ここにいます(笑)あかーん。』

『検査で引っかかったー。何の検査か聞いてないけどMRIはうるさい。』

寝ているかもしれないのについ……返信をしてしまう。

『大丈夫なんですか？』

昨日みたいに点滴しているのかもしれないのに。

『わからん』

短文が返ってきた。

また、来た。

何回もわかれて。

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『あの人が病室に来た。』

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え……

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『ヒナとすばるがいる時に来て』

『その瞬間モニターの数字が最強数値たたき出して看護師来て大騒ぎ。』

『ヒナもすばるも焦っていた』

『オレ、わけわからんこと叫んだらしい』

『さっきあの人から電話来て謝ったけど怒鳴られた。』

『また数値出て先生まで来た(笑)』

『あかん……また……怒られる。』

『大倉……オレ……どうすればいい』

俺は知らず知らず受話器マークを押していた

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