85 ページ40
.
ホットのコーヒーを持って会計をする。
返事はせず、淡々と。
コンビニに出てすぐヤスもいた。
大倉はオレの手を掴んだ。
すぐに振り払った。
それを見たヤスはきっとどう思う？
嬉しいやろうな。
大倉が好きなんやもん。
.
「帰りの電車なくなるから。」
「なら、送りますって。」
「ヤスおるやん。」
オレの言葉に大倉はヤスを見た。
「一人は慣れているって話しているやろ。はよ帰り、寒いから。」
ポケットにさっき買った缶コーヒーを入れ頭を下げ駅に向かった。
もうすぐで駅。
階段を降りようとした時に大倉がオレを捕まえに来るなんて思いもしなかった。
「待ってください。」
アイツは走ってきた。
一気につかまってまさかの路地に連れ込まれた。
「横山くん、どうなってんです？」
息を切らして言うのは駆けてきたからか。
オレは何を話せばいいかわからない。
ほんまにどうして毎日どっくんと一緒に飯をくっているかわからないから。
「横山くん！！」
両肩を掴まれ険しい顔で言われるけど
分からんのや……
「大倉は知っているんちゃう？」
「知らんからこうして来たんです。」
「ヤスは大倉が好きやって言ってどっくんと別れたん。」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 127人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：瀬奈 | 作成日時：2020年3月21日 20時
