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どっくんの家から大倉の家って近いんだよな。
１回
タクシーで無理矢理だったから記憶がない。
まぁ、関係ないか。
歩き煙草しながら坂道を下る。
駅までそう遠くない道のり。
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メールの添付写真にいたのはヤスだったし。
２人で写真なんてアホちゃうか？
そんな冷静でいた自分。
前々から仲良かったからな。
どっくんがかわいそうやけどあの二人は似合っている。
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「さぶっ……」
口にしてしまう自分。
誰がいるわけでもないのに。
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煙草を排水溝にすて首元までマフラーを巻いた。
なんでオレ……こうも期待するんだろうな。
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わかっておるのになんていうか失敗だらけの人生のやり直しをしようと必死になりすぎて空回りして
迷惑かけてメンタル壊れたのも自分のせいなのに
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「さぶっ。」
独り言言うのも寂しい証拠やな。
もう少しで駅に着く。
そんな時にコンビニから出ていた見覚えの凸凹。
足が立ちすくんだ。
動かなかった。
改めて……見ると凹むもんだ。
「あれヨコちょ。」
オレに気づいたヤスはにぱって笑って言う。
「横山くん。」
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「亮の家の帰り？」
ヤスの言葉。
悪意はないけどオレにはむっちゃキツイ。
「本当に亮ちゃんの家の帰りなん？」
大倉は知らん。
でも、きっとヤスが話している。
頷いてオレはコンビニに入った。
大倉が即オレのそばに来て何かを言いたそうな表情で見てきた。
「ほんまや。飯食ってきた。」
「いつからです？」
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2020年3月21日 20時
