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「ヨコ、お前……体売ってたんだってな。」
誰の声？
「先輩に言われて何人関係もってん？」
違う、好きでしたんじゃない。
「あかんよな、そんな汚いやつがメンバーなんて引くわ。」
違う、オレは好きでしてたんじゃ
「最低ですよ。」
大倉の声がはっきり聞こえた。
「汚いよな、オレかかわりたくないわ。」
「あかん。」
「一緒にいたくないねん。」
「そばによるな。」
無数の言葉が頭の中で聞こえる。
「かわいそうだから、俺は抱いただけですって。」
大倉？
「先輩のモノなんて奪ったらなにされるか。気軽に名前も呼ばれたくないです。」
スマホが落ち
スタジオには自分しかいなかった。
.
.
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自分はなにをみていたんだろう？
スマホを拾いその場所に座った。
オレ
おかしくなりだしたか……
狂いだした？
今までの中で最悪すぎて恐怖すら覚えた。
.
「裕ちん、まだおったん？」
マルの声が入口から聞こえた。
「裕ちん？？」
オレはその時どんな表情をしていたんだろう？
マルが血相変えてオレのそばに来た。
「聞こえてる？？裕ちん？？」
あかん……
オレを見るな……
そんな目で
オレを
オレを
「裕ちん！！！！」
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2020年3月21日 20時
