48 ページ3
.
看護婦さんは驚いていた。
結構きつい薬を入れたのに起きたの？
数値の原因は？
色々なことを言われたがなんて返事を返せばいいかわからなかった。
電話１つでなったなんて言えない……
ただ気になった頭を押さえたことは伝えたら明日にMRIとCTが入ることを言っていた。
こりゃ……なかなか退院できないんとちゃうか？
きちんと動くモニター。
長椅子をベット傍に寄せて座る。
.
手を握りしめ
自分の唇に当てる。
俺も眠かった。
でも、あんな姿みたら眠るにも眠れない。
あんな狼狽した姿を見たの初めてだった。
『オレのみじめな姿見せたくないねん。』
前に言っていた。
そう……こんなに弱くなるなら……見せたくない
明日の集合時間は８時。
看護婦さんが６時に来るからその時出て
そう考えながら
俺もいつの間にか眠りについていた。
.
.
「大倉？風邪ひくって。」
小さな声で言われ目を覚ますと、目を真っ赤にしてこちらを見ている。
「起きたんです？」
「頭がガンガンして目が覚めた。寒いやろ、毛布かけな。」
毛布を体にかけまた手を握る。
「しんどくないです？」
「オレが言う言葉や。体痛いやろ？ベットにして寝ていいって。仕事に……」
「頭結構痛いです？」
「大倉……」
「俺は６時になったら出ます。あと２時間くらいならこれでも平気ですって。」
手を自分の額に当てて言う。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 127人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：瀬奈 | 作成日時：2020年3月21日 20時
