6 ページ6
.
今度は亮ちゃんがくいついた。
「いるのがおかしいんですかね？、ゆうちんの住んでいるマンションは信ちゃんの家の近くじゃないですもんね？あれおかしいですね？」
思いっきりクエスチョン顔のマルちゃん。
「そうなんよ。それも、電話していたみたいでさ。電話しながらあの場所にいるのっておかしいよねーってに のに言われてな。」
「二.宮さんは横山さんの家知ってるん？」
俺の質問に信ちゃんは少し考えて答えた。
「仲いいねん、あの二人。」
意外。
「俺はヨコの家は知らん。でも、に のは知ってるねん。まぁ、俺ら付き合う前からあの二人は結構遊んでおったし。」
「おぉ。」
亮ちゃんの反応がおもろい。
「に のは女だろうって言うけど。俺はちゃうと思うん。」
「へ？」
真の抜けた返事をして俺は慌てて口元を隠した。声が出ないのはヤスでポカーンとした顔をしている。
「なんていうか……男じゃないかって。」
彼氏
この言葉にすばるくんはマルちゃんを見て妙にうなずいた。
「ありえる。」
この言葉に亮ちゃんも反応した。
俺は……返事はできなかった。
この会話が途中で終わって、ヤスはトイレに出て生き俺はさっきまでの会話を自分なりにかみ砕こうと必死になていた。
スマホが反応した。
電話でなくメール。
相手はヤスからだった。
『ヨコちょが泣いてる』
物凄く短い文だった。
コソコソと返事をタップする。
『どこで？』
数秒で返事が来て場所を知ったけど行くべきか悩んでしまう。
これは向かったらまた冷たい視線がくるよな。
でも、確かめたかった。
真剣に話し込むメンバーを残してヤスの言う場所に向かった。
階段を駆け下り
ヤスを見つけるとゆっくり指をさした先にいたのはあの人だった。
LIVEやテレビ
２４時間でも泣いている姿は何回も見ている。
でも、その姿と違った。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 103人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
瀬奈(プロフ) - ゆうみ様 コメントありがとうございます。過去の作品ですが喜んでいただけて嬉しいです。のんびりですがこれからもよろしくお願いいたします。 (2020年3月5日 22時) (
レス) id: d70537b0b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - 初めまして！こういうお話が読みたかったので巡り合えて嬉しいです！更新楽しみにしてますので頑張ってください！！ (2020年3月5日 15時) (レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：瀬奈 | 作成日時：2020年2月22日 11時
