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怪我の状態も今の状況も教えてもらえないけど
繰り返して言うのは
「大丈夫ですから。」
もうすぐコンサートだし
メンバー揃うのも限られた時間だからどうしてもそういう回答になってしまうんだろう。
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「大倉、先走ってる。」
「あ……すんません。」
手を止めて
深呼吸を数回。
自分が落ち着かんと……この練習に意味はない。
「もう一回。」
す ばるくんの言葉に俺は素直にうなずいた。
この時間集中してしないと絶対会った時に怒られる。
そう思いながら、ただ音楽に向き合っていた。
信ちゃんの計らいで病院に行くのは俺だけになった。
メモに書かれたのは緊急指定の病院。
タクシーで２０分。
緊急病院なだけに外来の受け付けは人ごみでごった返していた。
エレベーターで３階。
部屋番号を確認
最近は名前表示しないもんな。
そう思いながらこっそりドアを開ける。
不満そうにモニター睨みつけベットに胡坐で座っているし。
「大丈夫ですか？」
俺が声をかけると横山くんはぷぅっと頬を膨らませていた。
「大げさすぎる。」
病院の衣服
白い肌にやたらあるのは絆創膏と包帯。
口元も赤い。
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瀬奈(プロフ) - ゆうみ様 コメントありがとうございます。過去の作品ですが喜んでいただけて嬉しいです。のんびりですがこれからもよろしくお願いいたします。 (2020年3月5日 22時) (
レス) id: d70537b0b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - 初めまして！こういうお話が読みたかったので巡り合えて嬉しいです！更新楽しみにしてますので頑張ってください！！ (2020年3月5日 15時) (レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2020年2月22日 11時
