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完全に固まっている横山くん。
でも、俺ができる行動と言ったらこんなことしかできなくて
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少しでもその苦しさが抜けるなら
そう思ったら抱きしめていた。
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数秒の行為だけど
何分
何時間にも感じた
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「あったかいな……大倉は。」
消えそうな声で聞こえた声。
あったかくなんてないですよ。
そう言い返したかった。
あったかいのは横山くんですって
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夢の国に行くのも結構近い。
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隅田川から少し行けば地下鉄に乗ってJRに乗り換えて向かえば夢の国もそう時間はかからない。
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どうせその辺ふらふらするならめったに来ない場所に来た方がいいような気がした。
世間はクリスマスに向かっているからイルミネーションもあるし。
中に入ればその場所は夢の世界なんだし、何をしても別にそう言われない。
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「うぉ、でけぇ。」
撮影できているくせにいちいち反応がすごい。
こないだ昼間の番組で信ちゃんといましたよね？
本当に仕事とオフの頭の切り替えがすごいんだな……いちいち感心してしまう。
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「乗り物乗ります？」
「……寒くない？」
「そりゃ寒いでしょう。せっかく来たんですから仕事でなく楽しむべき！！」
「大倉。」
「なんです？」
「いい笑顔ですなぁ。」
「そんな真剣に見ないでいいっす。いいですか、せっかく来たんだから１個くらいは乗りましょう。」
何を乗ればいい？
せっかく来たんだから……
「とりあえず、バズかな。」
むちゃくちゃ乗り気やん！！
「モンスターズインクもいいなぁ。」
そ、そんなに食いついた。
「ハニーハントも捨てがたい。」
覚えてんやん！！
「ファストパスあるかもしれませんからダッシュしますよ。」
関係ない。
俺は横山くんの手を握りダッシュした。
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瀬奈(プロフ) - ゆうみ様 コメントありがとうございます。過去の作品ですが喜んでいただけて嬉しいです。のんびりですがこれからもよろしくお願いいたします。 (2020年3月5日 22時) (
レス) id: d70537b0b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - 初めまして！こういうお話が読みたかったので巡り合えて嬉しいです！更新楽しみにしてますので頑張ってください！！ (2020年3月5日 15時) (レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2020年2月22日 11時
