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「スマホが鳴ってますよ。」
マルちゃんの言葉に俺は机に置かれたままのスマホを見た。
「あ……こないだの子か。」
画面に表示されたのはこないだ誘った女の名前。
「また違う女の子の名前やね。」
ニヤニヤして言うヤスの言葉に俺は「見るな。」なんて返事をして一応通話ボタンを押した。
「何人女の子食ってんだか」
真顔の信ちゃんの言葉が聞こえるけど気にしない。
それに対してすばるくんは鼻で笑う。
俺はどうせ遊んでいます。
でも、そんな会話をしても
あまり表情を変えないでいるのはあの人だけ。
「どっくん、大倉が刺されたら最後は決まりやな。」
「お、横山さんいいですね。」
悪魔のような会話をしている。
なんていうか楽屋でかみ合わない会話をしていてもそれが許される空間……
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通話終了。
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ポケットにスマホを入れて俺はいつも通り亮ちゃんの横に座った。
「仲がええことで。」
こっちを見ないでよく言える言葉だって思う。
そう思ったけど、
俺は気にせず置かれていた本を取り読みだした。
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きっとあの人の中では俺と亮ちゃんはむっちゃ仲良しで付き合っていると思っているんだろう……
多分。
実際問題
世間と違うカップルがそこには存在していて、
正直作られたのを見て何回か突っ込みを入れたくなったのも事実。
特に、俺と亮ちゃんに限っては「合鍵持っている仲良しさん」と思われているんだろう。
そんなわけないやん。
ヤスと亮ちゃんの関係はものすごく奥深く、話を聞いてれも未知の世界で無言になってしまう。
すばるくんとマルちゃんなんて絶対ありえんと思っていたけど、空回りしているマルちゃんの姿にすばるくんが感動している姿見てドン引きをした。
泣いてるんやで？あの冷え切ったギャグを見て笑い泣き。
愛ってすごい……
意外なのは信ちゃん。
二.宮くんがあんだけ盛大に「村上嫌い」と言いながら二人で仲良くゲーム三昧しているのが正直不思議でならない。
会話だって正直ないのにそれでも仲良しだし。
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瀬奈(プロフ) - ゆうみ様 コメントありがとうございます。過去の作品ですが喜んでいただけて嬉しいです。のんびりですがこれからもよろしくお願いいたします。 (2020年3月5日 22時) (
レス) id: d70537b0b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - 初めまして！こういうお話が読みたかったので巡り合えて嬉しいです！更新楽しみにしてますので頑張ってください！！ (2020年3月5日 15時) (レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2020年2月22日 11時
