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「なにかあったんか？」
灰皿に落とそうとした指が止まり俺は返事ができない。
帰省前から最悪な事が続いているって言えばええん？
ちゃう……
全て終わったって女々しく泣いて信ちゃんのモノになればええだけやん
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それをしたくないって言う自分がいま【それをするな】って止めに入っている
「仕事が上手く行かないから、ただそれだけ。」
灰皿に煙草を押しつぶし俺は頷く
「俺の家でええな？」
信ちゃんの言葉に俺は素直に頷いて新しく来たハイボールを口に付けた。
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3年前の日
隆平がいなくなって……頭がショートして自分をイジメる行為をむっちゃした
そう言う行為をする人ばかり選んだのは
俺を嫌いになったから
俺が女々しいから
俺の目の前から消えたって
そう思ったから
自分で自分を攻撃することができないから他人を頼るしかできなくて
自分が嫌いやった
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見えなくされ
動けなくされ
声を出されなくされ
逝けなくされ
気が狂いそうな環境に置かれてする行為は俺の感覚をマヒさせる
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もうどうでもいい
上手く行かないのが世の中だって子供の時に散々経験したのにまた繰り返して
あほやな
待ってもええ事なんてなかったし
あったのは……虚しさだけ
変わらへん、あの時から
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2019年12月3日 18時
