僕と彼の話-4 ページ44
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「寝たか？いやーこんなに響くんやね。」
2階を見て笑いながら言う忠義を見て僕は本を閉じてから言う。
「でも、りょうもねぇ・・・みぃちゃんもびっくりやな。」
「章大は気づいてたみたいですよ？相談ずっと乗ってたみたいですし。」
僕に抱き着いて忠義はにっこり笑って言う。
「別に、悪い事じゃないし。」
「・・・亮ちゃんが乗り込んできそうやね。味方がおらんって。」
「いや、あの人の立ち位置悪過ぎでしょ。」
「尻に惹かれてんだって、奥さんに。」
「お姉ちゃん3人も強いもんなぁ。」
お互い顔を見合わせて笑ってしまう。
「また賑やかになりそうやね。」
「隠居した社長の楽しみ増えて良かったんちゃう？」
「忠義も隠居する？」
「そのうち、隆平とゆっくり過ごすために。」
ゆっくりと重ねた唇に僕らは幸せを感じる。
年老いても一緒に入れるし幸せを感じ僕らは眠りにつく。
穏やかな毎日が続くように祈りながら・・・
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「腰・・・痛い。」
僕の言葉にりょうさんはにんまり笑って見てくる。
「顔、見ないでや。むっちゃ恥ずいやん。」
「幸せな顔して寝てたで？こうして一緒に寝るなんてガキの時以来よな。」
「そうやけど。」
「俺のが先にオトナになって色々知っていくねん。鈍感なタツにはこのまま気づかないで終わるかと思ったレベルやで？」
「姉の恋愛見たら鈍感なるし。」
「・・・相変わらずなん？」
「相変わらず。」
「ありゃ、おばさんにそっくりや。」
笑いながら僕を抱きしめてりょうさんは言う。
「もう離さへん。」
「・・・・りょうさん。」
「鈍感なタツを離したら終わりだろ。だから、もう、ずっとそばにおいておく。」
泣きそうなんやけど
「うん。」
僕は素直に頷くと唇を重ねて来た。
甘いキス
その時気が付いたん。
チェストの上にある写真
僕とりょうさんの子供の時の写真
初めて僕がりょうさんに送ったチョコレートと一緒に撮ったあの写真がそこに飾られてあった
「好きだよ、りょうさん。」
「俺のが数倍好きだからな、タツ！」
end
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箸休め的にサクッと書きました。
ＰＡＤＤＬＥのみぃちゃんと章大くんの孫2人目のりょうさんと
味方がいないと泣いていた錦戸さんの息子くんのタツくん
隠居爺さんなった忠義さんと隆平さんでした。
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あーちゃん(プロフ) - PADDLEの世界が好きです!! (2019年5月16日 14時) (
レス) id: eb9a4761a3 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ゆーきゃん(プロフ) - 久しぶりに、こちらのくらまるが読めて、嬉しいデス！！夫婦になって初めての誕生日に浮かれる隆ちゃんが、めっちゃ可愛らしい...(≧∀≦)ほっこりしました！ (2019年5月16日 12時) (レス) id: 9b0edcc515 (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - ゆーきゃん様 コメントありがとうございます。みんなが幸せな作品に又新たに書いてしまいました。気になっていたところが解決したらいいのですが。ウサギはどこまで増えていくのでしょうね（笑）これからもお付き合いくださいね。 (2018年11月28日 22時) (レス) id: 5c022d8bcd (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ゆーきゃん(プロフ) - PADDLEの亮ちゃんのキャラ、好きです！亮ちゃんが大倉くんに発破をかけなかったら、2人はどうなっていたのやら？亮ちゃんは、本気でマルちゃんを狙っていたのか？友達として、幸せを願ってのことなのか？気になってマス。とりあえず、みんなが幸せで嬉しいです！ (2018年11月27日 12時) (レス) id: 9b0edcc515 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2018年8月3日 23時
