Hello Word（ちょと前の彼ら）-8 - ＰＡＤＤＬＥ ページ39
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pm10:39
一通り食事を終えてから僕はやっと落ち着いて鞄から準備していたものを渡そうと気合を入れていた。
お・・・・・・・ちゃう
忠義が風呂から出てきたら渡そうと先に僕が入って待っている。
既にスウェット姿で会社の鞄なんておかしいんやけど、
致し方ない事情。
髪の毛を拭きながら来た忠義はソファーに座って僕を見てくる。
「クリスマスプレゼント渡したいんだけどいいかな？」
最初に切り出したのは忠義からだった。
僕が頷くと忠義はソファーに隠していたんだろうな。
小さな箱を取り出して
見せてくれたのは指輪やった。
「え？はい？」
僕の間抜けな声に忠義は笑って
「やっと渡せる。」
なんて恥ずかしそうに言うて僕の左手薬指にそっと忠義が指輪を嵌めてくれた。
「忠義？」
「一緒にずっといてくれるんやろ？」
・・・・あかん泣いてまう
むっちゃ耐えながら頷くと忠義が笑って
「俺にも嵌めてくれる？」
そう言われ僕は震える指で忠義の左手薬指に指輪を嵌めた。
少し照れていると忠義はそっとキスをしてくれる。
「一緒におってください。」
うんうん頷いて僕は改めて指輪を見てにやけてしまう。
もう一度キスをしてから僕は少し落ち着かせてから鞄から茶封筒を出して忠義に渡した。
「茶封筒？」
思いっきり言われて僕は苦笑いして
「中身を見てくれたら・・・分かります。」
そう僕が言うと忠義は封筒を開けて手の平に置かれたのは鍵。
「鍵？」
「そう。」
「どこの・・・鍵？」
更に封筒を見て忠義は紙を広げてから思いっきり驚いた顔をして僕を見て来た。
「前に出かけた時に見つけたあの家の鍵です。」
「え？」
「あの・・・家の・・・」
.
数秒
すぐに忠義は僕を抱きしめて言う。
「冗談ちゃうん？」
「真面目に、買いました。」
「社長は言う事・・・ちゃうな。」
「僕と忠義と一緒に住む家の・・・鍵です。」
「冗談でも嬉しい。」
「冗談ちゃうし。」
僕は精一杯抱きしめて言う。
「ほんまに・・・忠義と住むためのあの家を買ってリフォームしてさっき鍵を貰ってきました。」
それは僕が出来る最大の告白やもん。
「僕の傍にいてください。」
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あーちゃん(プロフ) - PADDLEの世界が好きです!! (2019年5月16日 14時) (
レス) id: eb9a4761a3 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ゆーきゃん(プロフ) - 久しぶりに、こちらのくらまるが読めて、嬉しいデス！！夫婦になって初めての誕生日に浮かれる隆ちゃんが、めっちゃ可愛らしい...(≧∀≦)ほっこりしました！ (2019年5月16日 12時) (レス) id: 9b0edcc515 (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - ゆーきゃん様 コメントありがとうございます。みんなが幸せな作品に又新たに書いてしまいました。気になっていたところが解決したらいいのですが。ウサギはどこまで増えていくのでしょうね（笑）これからもお付き合いくださいね。 (2018年11月28日 22時) (レス) id: 5c022d8bcd (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ゆーきゃん(プロフ) - PADDLEの亮ちゃんのキャラ、好きです！亮ちゃんが大倉くんに発破をかけなかったら、2人はどうなっていたのやら？亮ちゃんは、本気でマルちゃんを狙っていたのか？友達として、幸せを願ってのことなのか？気になってマス。とりあえず、みんなが幸せで嬉しいです！ (2018年11月27日 12時) (レス) id: 9b0edcc515 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2018年8月3日 23時
