ＩＭＩＴＡＴＩＯＮ ＤＲＥＡＭ

強がりと弱虫 2 PADDLE ページ30

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みずきが声を上げた時


俺は腰に手を当て突き上げた。




コイツなら・・・




責任取ってもええ



俺が唯一弱い部分見せる事が出来る・・・コイツなら・・・




「亮・・・亮ちゃんっっ！」



手が肩にしがみつく。



唇を重ねお互いの呼吸が乱れ




打ち付けていく



肌がぶつかり



厭らしい音が耳に届き、小さい声でみずきに言ってすぐ




耐え切れず中に・・・出した








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玄関に置かれたウサギのオブジェ



「これはどうしろと言うんだろう？」


しゃがみ込み眺めている腹が少し大きくなりだしたみずき。



あの日でできたんちゃう




あの後も俺は・・・関係を持ったのはみずきだけ






他の奴らにみずきを取られたくなかったからかもしれん。




「大倉のやろう・・・」


「えっと、亮ちゃんの？」


「隆平の旦那！」


俺がそう言うとやけに納得して大笑いして来た。



「あの、キラキラフィギア作家さん？」


「そう、結婚祝いこれだけだったら殴る。」


「仲良いねぇ。」


「仕事だけや！」



なんて言うけど、実際はむっちゃ仲ええ。


酒も飲むし、飯も食うし。



大倉を見て・・・



俺はみずきと結婚しようって。



コイツを笑顔で幸せにしたいって思ったん。





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でもさ、





なんで・・・・




なんで・・・・




1人目は女の子でそりゃテンション上がるやろ？



2人目も女の子や。



3人目も・・・女の子。



どうやったら男が生まれるん？


産み分けなんか？




食堂でネット検索してたらさ、章大くんがさ、すっげえ真面目に教えてくれたん。


「男性ホルモンちゃいます？」






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「で、髭なの？」


みずきの言葉に俺は頷くと「そうなのかな？」なんて疑問言うし。



そうに決まってるやん。


髭かて男性ホルモン多くないと生えへんし。


1年おきに子づくりしてる俺も俺やけど、嫌がらんみずきがむっちゃ好き。


「なぁ、なんでそんなに俺を骨抜きにするん。」

「なんでだろ？」

なんて笑って言うけど、絶対俺とみずきは最強に相性がええねん。


喧嘩したことないしな。




「亮ちゃんを愛しているから。」


「俺もや。」



絶対・・・大倉に負けない夫婦なってやるねん。



あいつらより幸せな夫婦にな。







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「大倉！お前な出産祝いにウサギのオブジェ送り付けるな！」



俺は今日もアイツの家を訪問する。



「4匹目どこに置けばええねん！」




end

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